普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

幼児編

あけましておめでとう

｢新年あけまして｣
｢｢｢｢｢おめでとうございます｣｣｣｣｣
｢｢…くぁぁ｣｣
｢やっぱ柚達には初日の出は無理か…｣
｢寝かせてあげよう｡樹､睦樹｡ブランケット用意してくれる？｣
｢｢はい｣｣
僕達は座布団を何枚か並べてその上に2人を寝かせた｡
｢…すぅ…すぅ…｣
｢うぅ…ひのでみる…みるの!!｣
｢あとで起こしてあげるから｣
｢むぅ…｣
ぽんぽんしてあげるとやっと眠った｡
｢…直人起こす気ないだろ｣
｢ん｡秘密ね｡こんなに気持ちよさそうに眠ってるんだから起こすの可哀想だし｣
｢だな｣
｢｢ふにゃぁぁ…｣｣
ふふ｡
寝言まで揃ってる｡
｢まぁ…｣
｢寝ちゃったんだ｣
｢じゃあ私達はコーヒーで眠気覚ましでもしましょうか｣
｢｢｢賛成｣｣｣