普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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幼児編

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「ゆずるくん!!ひさしぶり!!」
「ほたりゅくん!!」
「?ぼくはほたるだよ?」
「ほたりゅ!!う~いえにゃいの…」
「そっか。でもかわいいね」
「えへへ~」
蛍くんは僕の頭を撫でてくれた。
「柚琉様、発音の練習しましょうか」
樹くんは僕を席に座らせて自分はその前に跪いた。
「ふぇ?」
「か行言ってみてください」
「きゃきくけきょ!!」
「…最初と最後だけダメですね。『か』と『こ』ですか。単体で言って貰えますか?」
「きゃ!!こ!!」
「…『か』だけ治りませんね」
なんで!?
ふにゅぅ…と凹んでいると頭を撫でてくれた。
「心配ありません。続けていればいつかは治りますから」
「ほんちょ…?」
「えぇ。そのままでも大変可愛らしいのですが襲われてはいけませんからね」
「…おしょ…?」
…おそ……なんて?
「なんでもありません」
「…そっか。そのてがあった」
蛍くん?
なんか決意してませんか?
「…どっかにいいアルファいないかな~ふふふ」
なんか怖いよ?
どうしちゃったの?
「…柚琉様はそんなことしなくていいですからね」
「ふぇ?」
「旦那様が守ってくださいます」
どういうこと?
僕は分からず首を傾げた。
「あ!!そうそう!!ほたるくん!!」
「ん?」
「あそぼ!!ぼくのおーちで!!」
「…いいの?」
「うん!!」
「おや。ではお家の方へは私から連絡しておきますね」
樹くん優秀!!
やったぁ!!
これで蛍くんと遊べる!!
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