普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です｡帰らせて｡

幼児編

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｢こんにちは!!｣
｢はい､こんにちは｡頭痛と腹痛でしたっけ？｣
｢そうです｣
父さんは僕を椅子ではなくベッドへおろした｡
｢柚琉くん､今は痛い？｣
｢ううん｡きのうまでいちゃかったけどにゃおった!!｣
｢…呂律回ってないね｡舌の異常でも出たかな？｣
｢わかんにゃい｣
でもみんながかわいいかわいい言うから治したいの｡
｢大丈夫？｣
｢らいじょーぶ!!｣
｢…聞いてるこっちは大丈夫じゃなさそうだけどね｣
そうなの？
僕としては昔に戻ったみたいなんだけど…｡
僕は足をぷらぷらさせた｡
｢でもちょっとだけお腹見せてね｡寝転んでくれる？｣
｢はぁい｣
僕は素直に仰向けになった｡
｢痛いとこあるかな？｣
次々にお腹を押されたが別にどこも痛くなかった｡
｢くしゅぐっちゃい!!｣
｢大丈夫そうだね｣
｢もーいい？｣
｢うん､いいよ｡ありがとう｣
僕はすぐに起き上がった｡
んひゅ～♪
これでやっと帰れる!!
今日は検査無しで帰れる!!