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幼児編
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「柚、夏。シートベルトちゃんとしめた?」
「うにゅ…ぼくのしまんにゃい」
「ちょっと貸せ」
翔兄さんは僕のシートベルトをしめてくれた。
「ありがとう」
「…やっぱり柚を1人で車に乗せるわけにはいかないな。硬いわけでもないのにしめられないし」
「え?そうなの?」
結構硬かったと思うんだけどな。
「柚は気持ち悪くなったらすぐ言ってね」
「はぁい」
今回僕は窓際の席なんだよ~。
…車酔いする気がするから。
なんかムカムカするんだよね。
そうこうしているうちに車は走り出し、僕はぼーっと外を眺めていた。
「柚、何か面白いものあった?」
「ううん…なにも」
建物も何も変わってないもん。
…あ、アイス屋さんだ。
寒いのに…みんなよく食べれるね。
確かに僕もあったかいお部屋で食べるアイスは好きだけど今は食べる気になれないな。
「柚、体調悪いか?」
「ううん。どうして?」
「何も喋らないしずっと外を見てるから心配になったんだ」
「ひまなの」
「何か映画でも見ようか?」
「よいそうだからいい」
僕がまたぼーっと外を見始めると隣に座った直人兄さんは頭を撫でてくれた。
「もうちょっとだからね。帰ったらお熱測ろうか」
「…ねつはないから」
「そう?」
うん。
車に乗ってる時ってやたらと暇になるでしょ?
ただその状態になってるだけだから。
「うにゅ…ぼくのしまんにゃい」
「ちょっと貸せ」
翔兄さんは僕のシートベルトをしめてくれた。
「ありがとう」
「…やっぱり柚を1人で車に乗せるわけにはいかないな。硬いわけでもないのにしめられないし」
「え?そうなの?」
結構硬かったと思うんだけどな。
「柚は気持ち悪くなったらすぐ言ってね」
「はぁい」
今回僕は窓際の席なんだよ~。
…車酔いする気がするから。
なんかムカムカするんだよね。
そうこうしているうちに車は走り出し、僕はぼーっと外を眺めていた。
「柚、何か面白いものあった?」
「ううん…なにも」
建物も何も変わってないもん。
…あ、アイス屋さんだ。
寒いのに…みんなよく食べれるね。
確かに僕もあったかいお部屋で食べるアイスは好きだけど今は食べる気になれないな。
「柚、体調悪いか?」
「ううん。どうして?」
「何も喋らないしずっと外を見てるから心配になったんだ」
「ひまなの」
「何か映画でも見ようか?」
「よいそうだからいい」
僕がまたぼーっと外を見始めると隣に座った直人兄さんは頭を撫でてくれた。
「もうちょっとだからね。帰ったらお熱測ろうか」
「…ねつはないから」
「そう?」
うん。
車に乗ってる時ってやたらと暇になるでしょ?
ただその状態になってるだけだから。
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