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幼児編
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「行ってらっしゃいませ」
「うん!!」
僕は裏口から見えるもう1つの建物へと歩き出した。
「…えっと…あれだよね」
10分後…
「まだつかないんだけど…」
さらに20分後…
「やっと…やっとついた…」
僕の足で30分くらいかな?
「つかれたぁ…」
僕は扉を開けることもできず、ぺたんとその場に座り込んだ。
「…ん?君が…柚琉くんだっけ。柊二の4番目の息子の」
「…だぁれ?」
僕は座り込んだままその人を見上げた。
綺麗な白色の髪と赤い瞳…。
…アルビノ…だっけ?
「手紙はあるかな」
「あ!!」
僕は慌てて握っていた手紙を出した。
「どうぞ!!」
「ありがとう。ここじゃなんだから中入ろうか」
その人は僕が歩けないことに気づき、抱き上げて屋敷の中へ入った。
だって屋敷って表現が1番合ってるんだもん。
僕のおうちもいつも屋敷って言われるの。
一軒家が3つぐらい入る…かな?
「…あ、挨拶してなかったね。僕は創一。一応この家の長男だよ」
「そーいち……おじさん?」
「そうなるね」
父さんの兄さん?
父さんって確か藤沢の三男だって言ってたから…あともう1人いるんだね。
「柚琉くんは麦茶か紅茶か果実水。どれががいい?」
「…えっと…かじつすいで」
「了解」
僕は創一叔父さんが準備している間部屋を見渡した。
使用人の人…いないね。
この大きなおうちに…1人?
「…そうだよ」
ふぇ!?
僕、また口に出してた?
「違うよ。ん~なんて言ったらいいんだろうね。僕は20歳の時に成長が止まって…他の人から向けられる目に敏感になったんだ。まぁ生まれた時からこの見た目だしそれなりに敏感ではあったんだけどそれ以上にって感じかな。だから人の目や、気配、表情、そんな情報からその人が考えていることを知れるようになったよ」
…待って。
ちょっと怖い。
え?
僕の考えてることバレちゃうの?
「まぁね。…柚琉くんは他の人より読みやすいから周りの人も分かってるんじゃないかな」
…ポーカーフェイスの勉強しよう。
「うん!!」
僕は裏口から見えるもう1つの建物へと歩き出した。
「…えっと…あれだよね」
10分後…
「まだつかないんだけど…」
さらに20分後…
「やっと…やっとついた…」
僕の足で30分くらいかな?
「つかれたぁ…」
僕は扉を開けることもできず、ぺたんとその場に座り込んだ。
「…ん?君が…柚琉くんだっけ。柊二の4番目の息子の」
「…だぁれ?」
僕は座り込んだままその人を見上げた。
綺麗な白色の髪と赤い瞳…。
…アルビノ…だっけ?
「手紙はあるかな」
「あ!!」
僕は慌てて握っていた手紙を出した。
「どうぞ!!」
「ありがとう。ここじゃなんだから中入ろうか」
その人は僕が歩けないことに気づき、抱き上げて屋敷の中へ入った。
だって屋敷って表現が1番合ってるんだもん。
僕のおうちもいつも屋敷って言われるの。
一軒家が3つぐらい入る…かな?
「…あ、挨拶してなかったね。僕は創一。一応この家の長男だよ」
「そーいち……おじさん?」
「そうなるね」
父さんの兄さん?
父さんって確か藤沢の三男だって言ってたから…あともう1人いるんだね。
「柚琉くんは麦茶か紅茶か果実水。どれががいい?」
「…えっと…かじつすいで」
「了解」
僕は創一叔父さんが準備している間部屋を見渡した。
使用人の人…いないね。
この大きなおうちに…1人?
「…そうだよ」
ふぇ!?
僕、また口に出してた?
「違うよ。ん~なんて言ったらいいんだろうね。僕は20歳の時に成長が止まって…他の人から向けられる目に敏感になったんだ。まぁ生まれた時からこの見た目だしそれなりに敏感ではあったんだけどそれ以上にって感じかな。だから人の目や、気配、表情、そんな情報からその人が考えていることを知れるようになったよ」
…待って。
ちょっと怖い。
え?
僕の考えてることバレちゃうの?
「まぁね。…柚琉くんは他の人より読みやすいから周りの人も分かってるんじゃないかな」
…ポーカーフェイスの勉強しよう。
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