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幼児編
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「ゆーずー!!ただいまっ!!」
「おかえり。おやつあるって。いっしょにたべよ?」
「うん!!…あ、そのまえにてあらいしてくるね」
夏は鞄を背負ったままたたたっと走っていった。
僕あんなに速く走れません…。
「おやつ!!」
「夏。そんなにお腹すいたの?」
夏は運ばれてきたシュークリームにすぐにかぶりついた。
夏のは山で、僕のはちょっとおっきめのやつが1個。
「…あ、ホイップクリームだ」
「柚、カスタードダメでしょ?だから生クリームに変更したんじゃないかな」
「いちごでてきた!!」
フルーツ入りのシュークリーム!?
「良かったね。…見てるだけで胸焼けしそう」
僕はもぐもぐと口を動かしながら疑問を覚えた。
…父さん、甘いもの嫌いなのかな?
「とうさん。きょうはずっとゆずといっしょ…ずるい」
「夏は学校があったんだから仕方ないよ。それに父さんだっていつも一緒なわけじゃないから。今日はたまたま急ぎの仕事がなかっただけだよ」
「…でもずるい。なつだってずっといっしょにいたい。へやばらばらでいっしょのじかんすくなくなっちゃったもん」
「ごめんね。柚の病気を夏にうつさないためだから」
なつはうつってもいいのに…と呟いた。
…でもね。
「なつ、クリームついてる」
「え?どこどこ?」
僕は夏の口の右端についていたホイップクリームを指ですくい、パクッと食べた。
「…ゆずが…してくれた…」
「…柚。それ家族以外にやっちゃダメだよ?」
「?…はぁい」
よく分からなかったけど返事しておいた。
「おかえり。おやつあるって。いっしょにたべよ?」
「うん!!…あ、そのまえにてあらいしてくるね」
夏は鞄を背負ったままたたたっと走っていった。
僕あんなに速く走れません…。
「おやつ!!」
「夏。そんなにお腹すいたの?」
夏は運ばれてきたシュークリームにすぐにかぶりついた。
夏のは山で、僕のはちょっとおっきめのやつが1個。
「…あ、ホイップクリームだ」
「柚、カスタードダメでしょ?だから生クリームに変更したんじゃないかな」
「いちごでてきた!!」
フルーツ入りのシュークリーム!?
「良かったね。…見てるだけで胸焼けしそう」
僕はもぐもぐと口を動かしながら疑問を覚えた。
…父さん、甘いもの嫌いなのかな?
「とうさん。きょうはずっとゆずといっしょ…ずるい」
「夏は学校があったんだから仕方ないよ。それに父さんだっていつも一緒なわけじゃないから。今日はたまたま急ぎの仕事がなかっただけだよ」
「…でもずるい。なつだってずっといっしょにいたい。へやばらばらでいっしょのじかんすくなくなっちゃったもん」
「ごめんね。柚の病気を夏にうつさないためだから」
なつはうつってもいいのに…と呟いた。
…でもね。
「なつ、クリームついてる」
「え?どこどこ?」
僕は夏の口の右端についていたホイップクリームを指ですくい、パクッと食べた。
「…ゆずが…してくれた…」
「…柚。それ家族以外にやっちゃダメだよ?」
「?…はぁい」
よく分からなかったけど返事しておいた。
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