普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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幼児編

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「柚琉様、立ってください。体が洗えませんよ?」
「やだ。はずかしい。じぶんでやる」
「ダメです。今日は私に任せてください?」
「…おしごと?」
「はい」
…じゃあ我慢する。
僕は足をぴったりと閉じて立ち上がった。
「はい、よく出来ましたね」
「ぼくちいさいこじゃないよ」
「いえ、まだまだ柚琉様は小さくて可愛らしいですよ」
樹くんもちっちゃいでしょ。
「私は柚琉様に合わせるために意図的に縮めていただけですからね。すぐに大きくなりますよ」
「なにそれ!?」
「故郷の秘術です。ですがもう大きくなった方が良さそうですね。よく倒れますし」
「そんなにひんぱんにたおれてないもん!!」
「くらくらすることはあるんでしょう?」
…それはある。
たくさん。
「そういう時に支えられないのはちょっと…」
「…じゃあおっきくなっていいよ」
「はい」
あれ?
なんで今僕が許可出したの?
え?
「柚琉様」
「ん~?」
「先程から足をぴったりと閉じて…これでは内股が洗えませんよ」
「…てをいれるだけのすきまはあるよ?」
「ちゃんと洗わせてください」
だって恥ずかしいし…。
「…じゃあちょっとだけ」
「はい。で構いませんよ」
なんかちょっとの意味合いが違う気がする!!
僕がそーっと足を開いていくと樹くんは僕を膝に乗せ、足を強制的に開かせた。
えっと…なんだっけ?
『えむじかいきゃく』?
小さい子にトイレさせるみたいな格好。
「ひゃぁぁぁ!?」
「柚琉様は開いただけですからね。私が開かせたんですよ」
「ちがうちがうちがう!!とじる!!あれぇ!?とじれないっ!!」
「まだ洗えていませんからダメですよ」
いつまでこんな格好していればいいの!?
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