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幼児編
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「…まやせんぱい。ぼく、ほたるくんのとこいかなきゃ。はなして?」
「…ほたる…誰や、それ。柚琉の彼氏か?」
「ちがうっ!!みずぐちほたる!!クラスメート!!たいちょうくずしてたおれたのー!!」
「…あぁ。水口のことやな。あいつの家にはよぉ世話になったわ」
「…そうなの?」
蛍くんのおうちって…どんなとこ?
昔から続くおうちとしか知らないよ?
「…しかもまだ着替えてなかったんだ…シワついちゃったね。柚、これクリーニングに出さないといけないから脱ごうか」
「ん」
直人兄さんは素早く僕を抱き寄せて麻也先輩から離した。
「…ん?…麻也…後で殺す」
「怖いやんけ。おにーさん?」
「お兄さんなんて呼ばれる筋合いはない!!」
…兄さんがすっごい物騒なこと呟いてた…。
え…殺すって何。
ダメだよ?
犯罪だよ?
直人兄さんは隣のベッドに移るとカーテンを閉めて僕の着替えを手伝った。
「はふぅ…」
僕はおうちに帰ってきてソファに倒れ込んだ。
蛍くんはね…一応病院行くって…。
でもそんな大したことないから大丈夫って言ってたの。
僕?
僕は…疲れたからもう寝るの…。
「柚琉様。お休みになられる前に着替えましょうか」
「…つかれたの…ねむいの」
「では私が」
樹くんは僕をきちんと座らせ、体操服を脱がせた。
軽く汗を拭くのも忘れない。
本当に有能だね。
樹くん。
僕についてるのが勿体ないくらい。
「終わりましたよ」
「ありがと…おやすみなさい」
「夕食には起こしますからね」
…ご飯抜くのはダメだって言うんでしょ…分かってるよ。
「…ほたる…誰や、それ。柚琉の彼氏か?」
「ちがうっ!!みずぐちほたる!!クラスメート!!たいちょうくずしてたおれたのー!!」
「…あぁ。水口のことやな。あいつの家にはよぉ世話になったわ」
「…そうなの?」
蛍くんのおうちって…どんなとこ?
昔から続くおうちとしか知らないよ?
「…しかもまだ着替えてなかったんだ…シワついちゃったね。柚、これクリーニングに出さないといけないから脱ごうか」
「ん」
直人兄さんは素早く僕を抱き寄せて麻也先輩から離した。
「…ん?…麻也…後で殺す」
「怖いやんけ。おにーさん?」
「お兄さんなんて呼ばれる筋合いはない!!」
…兄さんがすっごい物騒なこと呟いてた…。
え…殺すって何。
ダメだよ?
犯罪だよ?
直人兄さんは隣のベッドに移るとカーテンを閉めて僕の着替えを手伝った。
「はふぅ…」
僕はおうちに帰ってきてソファに倒れ込んだ。
蛍くんはね…一応病院行くって…。
でもそんな大したことないから大丈夫って言ってたの。
僕?
僕は…疲れたからもう寝るの…。
「柚琉様。お休みになられる前に着替えましょうか」
「…つかれたの…ねむいの」
「では私が」
樹くんは僕をきちんと座らせ、体操服を脱がせた。
軽く汗を拭くのも忘れない。
本当に有能だね。
樹くん。
僕についてるのが勿体ないくらい。
「終わりましたよ」
「ありがと…おやすみなさい」
「夕食には起こしますからね」
…ご飯抜くのはダメだって言うんでしょ…分かってるよ。
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