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幼児編
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「「「「いってきます」」」」
「「いってらっしゃい」」
僕は翔兄さんと、夏は直人兄さんと手を繋いで外へ出た。
今日はね、運動会なの。
小中高全部合同でやるから兄さん達も一緒なんだよ~。
「…はぁ…ゆずとチームちがうのか…」
「何回ため息つくんだ?そんなこと言ったら俺もそうだぞ」
「僕達だけだね。一緒のチームなの」
「ね」
僕と直人兄さんは赤組、夏は黄組、翔兄さんは白組なの。
あ、そうそう。
夜はね、夏が一緒なら寝れるようになったの。
寝るまでは樹くんにもそばにいてもらうけどね。
「…柚?どこ見てるの?何か面白いものあった?」
「ううん、なんでもない」
…はぁ。
お話するの、控えめにしないと。
兄さん達はこれが小説だって気づいてないみたいだs………メタいこと言う癖抜けないよぉ。
「きょうのおべんとうね。ぼくもちょっとてつだったの」
「へぇ?頑張ったね」
「えへへ。にんじんのおはなとほし、つくっただけだけど」
僕の星はポテトサラダに入って…お花はどこいったっけ?
煮物…だったかな?
「でもね、それいがいみせてくれなかったの。おたのしみですって」
「楽しみだね」
「…むぅ。そんなはなしするからなつ、おなかすいた」
「…夏はいつもお腹減ってるだろ」
「てへっ」
あ、これ夏に渡してってもらったやつ。
これ渡さないと。
僕は鞄と一緒に持ってきた大きな袋を夏に渡した。
「これりょうりちょーから」
「え?なになに?」
夏が袋を開くと…中からおにぎりやらサンドイッチやらが個々で分けられて入っていた。
…なるほど。
夏用のお弁当か。
「んくっ。…おいしい」
もう食べてるし。
早弁にも程があるよ?
「「いってらっしゃい」」
僕は翔兄さんと、夏は直人兄さんと手を繋いで外へ出た。
今日はね、運動会なの。
小中高全部合同でやるから兄さん達も一緒なんだよ~。
「…はぁ…ゆずとチームちがうのか…」
「何回ため息つくんだ?そんなこと言ったら俺もそうだぞ」
「僕達だけだね。一緒のチームなの」
「ね」
僕と直人兄さんは赤組、夏は黄組、翔兄さんは白組なの。
あ、そうそう。
夜はね、夏が一緒なら寝れるようになったの。
寝るまでは樹くんにもそばにいてもらうけどね。
「…柚?どこ見てるの?何か面白いものあった?」
「ううん、なんでもない」
…はぁ。
お話するの、控えめにしないと。
兄さん達はこれが小説だって気づいてないみたいだs………メタいこと言う癖抜けないよぉ。
「きょうのおべんとうね。ぼくもちょっとてつだったの」
「へぇ?頑張ったね」
「えへへ。にんじんのおはなとほし、つくっただけだけど」
僕の星はポテトサラダに入って…お花はどこいったっけ?
煮物…だったかな?
「でもね、それいがいみせてくれなかったの。おたのしみですって」
「楽しみだね」
「…むぅ。そんなはなしするからなつ、おなかすいた」
「…夏はいつもお腹減ってるだろ」
「てへっ」
あ、これ夏に渡してってもらったやつ。
これ渡さないと。
僕は鞄と一緒に持ってきた大きな袋を夏に渡した。
「これりょうりちょーから」
「え?なになに?」
夏が袋を開くと…中からおにぎりやらサンドイッチやらが個々で分けられて入っていた。
…なるほど。
夏用のお弁当か。
「んくっ。…おいしい」
もう食べてるし。
早弁にも程があるよ?
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