174 / 839
幼児編
67
しおりを挟む
「柚。おかえり」
「とうさん!!」
僕はあの先生に父さんのところまで送ってもらった。
「…目が腫れてる。ずっと泣いてたの?」
「…みんなおいてった」
「ごめんって。…柚に早く慣れてもらわないと」
「…ゆずがんばったのに…がんばったのにおいてかれた」
「…ゆず、ごめん。なつ…じょうきゅうせいについてったから」
「…そもそもなつはべつのクラスでしょ?」
「…そうだった」
僕…クラスの中で浮かないかな。
一人ぼっち…なのかな。
別に辛くはないよ?
…でもちょっと寂しい。
「柚琉くんのお父さんでしょうか?」
「はい。…えっと?」
「黒田と言います。養護教諭です。柚琉くんのことで少しお話が」
「はい。分かりました。…柚、夏。先に車にいっててくれる?中でおやつ食べてていいから」
「「はぁい!!」」
僕達は手を繋いで表に停められた車へ走り出した。
「これおいしいよ?」
「これも!!」
早速僕達は座席にお菓子を広げて食べていた。
市販のお菓子ばかりだった。
あ、これ懐かしい。
よく食べたんだよね。
「いつもとちがうおかしもおいしいね」
「ね」
「あ~あ。こんなに散らかして」
「とうさん。これおいしいね?」
「ね?」
僕は手に持っていたお菓子を見せた。
「…ちゃんと原材料には卵入ってないね。グミ?」
「もちもち。おいしい」
「ぐにゅぐにゅ。おいしい」
「…2人とも表現が違うね。なんか柚のが美味しそう」
同じものを表現したはずなんだけどな?
…でもこのグレープ味のグミおいしい。
「とうさん!!」
僕はあの先生に父さんのところまで送ってもらった。
「…目が腫れてる。ずっと泣いてたの?」
「…みんなおいてった」
「ごめんって。…柚に早く慣れてもらわないと」
「…ゆずがんばったのに…がんばったのにおいてかれた」
「…ゆず、ごめん。なつ…じょうきゅうせいについてったから」
「…そもそもなつはべつのクラスでしょ?」
「…そうだった」
僕…クラスの中で浮かないかな。
一人ぼっち…なのかな。
別に辛くはないよ?
…でもちょっと寂しい。
「柚琉くんのお父さんでしょうか?」
「はい。…えっと?」
「黒田と言います。養護教諭です。柚琉くんのことで少しお話が」
「はい。分かりました。…柚、夏。先に車にいっててくれる?中でおやつ食べてていいから」
「「はぁい!!」」
僕達は手を繋いで表に停められた車へ走り出した。
「これおいしいよ?」
「これも!!」
早速僕達は座席にお菓子を広げて食べていた。
市販のお菓子ばかりだった。
あ、これ懐かしい。
よく食べたんだよね。
「いつもとちがうおかしもおいしいね」
「ね」
「あ~あ。こんなに散らかして」
「とうさん。これおいしいね?」
「ね?」
僕は手に持っていたお菓子を見せた。
「…ちゃんと原材料には卵入ってないね。グミ?」
「もちもち。おいしい」
「ぐにゅぐにゅ。おいしい」
「…2人とも表現が違うね。なんか柚のが美味しそう」
同じものを表現したはずなんだけどな?
…でもこのグレープ味のグミおいしい。
9
お気に入りに追加
1,994
あなたにおすすめの小説
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
おねしょ癖のせいで恋人のお泊まりを避け続けて不信感持たれて喧嘩しちゃう話
こじらせた処女
BL
網谷凛(あみやりん)には付き合って半年の恋人がいるにもかかわらず、一度もお泊まりをしたことがない。それは彼自身の悩み、おねしょをしてしまうことだった。
ある日の会社帰り、急な大雨で網谷の乗る電車が止まり、帰れなくなってしまう。どうしようかと悩んでいたところに、彼氏である市川由希(いちかわゆき)に鉢合わせる。泊まって行くことを強く勧められてしまい…?
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる