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幼児編
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「…ひっ…こわっ…なつぅ!!」
「柚、夏とはこれから別のクラスになるんだから慣れないと」
「やだぁ!!なつといっしょ!!いっしょなの!!」
僕は小学校に来て、駄々を捏ねていた。
「…こうやって駄々捏ねますが一定の時間超えれば泣くだけになるんでよろしくお願いします」
「は…はぁ。柚琉くん?行こうか」
「とうしゃ…やらぁぁぁぁ!!」
「ふぇ…ぐすっ…」
「…えっと…体重計に乗ってくれる?」
「やら!!」
「…どうしようか」
僕は保健室の隅っこで小さくなった。
他の子はみんな測定を終えて出ていった。
「…なつぅ…ひっく…」
「…怖いかな?…知らない人だらけだもんね」
「…やらっ!!こないで!!」
「大丈夫。ここから近づかないよ」
養護教諭の先生は僕から1mほど離れたところにしゃがんだ。
「時々いるんだ。他の人をすごく怖がっちゃう子。怖くなったらいつでも来ていいからね。もちろん授業中でも」
「…せんせ…かうんせらー?」
「…う~ん。兼ねてる…のかな」
…スクールカウンセラーの先生と保健室の先生?
「僕はアルファだけど番持ちだからもし柚琉くんが発情期に入っても襲うことは無いよ」
「…つがいもち?…ひーと?」
「…何も知らない子か。厄介だな」
僕厄介扱いされた!!
「…おじいちゃんの…すすめでしけんうけたの」
「お爺様の?…藤沢の総帥の推薦か」
「…そーすい?」
「…なんていうのかな。グループの1番偉い人だよ」
父さんの上が母さんで、母さんの上がおじいちゃん?
「…ふふ。ちょっとは慣れてくれたかな?」
「え?…あ」
僕はいつの間にか自分から1mの距離を詰めていた。
「今日は簡単な身体測定するだけだから緊張しないで」
「…なつは?」
「夏って…夏羽くん?」
「うん。ぼくのにいさん」
「やっぱり双子か。似てると思ったんだよ。夏羽くんはもう行っちゃったよ」
「…そか」
僕1人で頑張るしかないんだ。
僕はしょんぼりしながら身長や体重を測った。
「柚、夏とはこれから別のクラスになるんだから慣れないと」
「やだぁ!!なつといっしょ!!いっしょなの!!」
僕は小学校に来て、駄々を捏ねていた。
「…こうやって駄々捏ねますが一定の時間超えれば泣くだけになるんでよろしくお願いします」
「は…はぁ。柚琉くん?行こうか」
「とうしゃ…やらぁぁぁぁ!!」
「ふぇ…ぐすっ…」
「…えっと…体重計に乗ってくれる?」
「やら!!」
「…どうしようか」
僕は保健室の隅っこで小さくなった。
他の子はみんな測定を終えて出ていった。
「…なつぅ…ひっく…」
「…怖いかな?…知らない人だらけだもんね」
「…やらっ!!こないで!!」
「大丈夫。ここから近づかないよ」
養護教諭の先生は僕から1mほど離れたところにしゃがんだ。
「時々いるんだ。他の人をすごく怖がっちゃう子。怖くなったらいつでも来ていいからね。もちろん授業中でも」
「…せんせ…かうんせらー?」
「…う~ん。兼ねてる…のかな」
…スクールカウンセラーの先生と保健室の先生?
「僕はアルファだけど番持ちだからもし柚琉くんが発情期に入っても襲うことは無いよ」
「…つがいもち?…ひーと?」
「…何も知らない子か。厄介だな」
僕厄介扱いされた!!
「…おじいちゃんの…すすめでしけんうけたの」
「お爺様の?…藤沢の総帥の推薦か」
「…そーすい?」
「…なんていうのかな。グループの1番偉い人だよ」
父さんの上が母さんで、母さんの上がおじいちゃん?
「…ふふ。ちょっとは慣れてくれたかな?」
「え?…あ」
僕はいつの間にか自分から1mの距離を詰めていた。
「今日は簡単な身体測定するだけだから緊張しないで」
「…なつは?」
「夏って…夏羽くん?」
「うん。ぼくのにいさん」
「やっぱり双子か。似てると思ったんだよ。夏羽くんはもう行っちゃったよ」
「…そか」
僕1人で頑張るしかないんだ。
僕はしょんぼりしながら身長や体重を測った。
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