普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。

かーにゅ

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幼児編

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「ごちそうさまでした」
「…いつもよりは食べた方かな?」
「おにぎりでも作るか」
「くらっかーがいい」
「ジャムやチーズ乗せたやつ?」
「それ」
あれ地味に美味しいんだもん。
「じゃあそれにして…夏はまだ食べるの?」
「まだおなかすいてる!!」
「夏の食欲の3分の1でいいから柚に移ってくれたらこんなに心配しないんだけどな」
「ん…ん……おりれない。しょうにいさん、おろして?」
「ほい、よ」
翔兄さんは僕を床に下ろしてくれた。
よし、書庫行ってこよう。
「書庫には行くなよ」
「今掃除中だからダメだよ」
「そんな…!!…ぼくのほん」
「柚は買ってあげた本もう読んじゃった?…じゃあ電子書籍にでもしてみる?この機会に」
「すまほくれるの?」
「いいよ。連絡用としても持って置けるからね。…居場所特定できるし」
最後はやっぱり聞き取れなかった。
みんな僕が聞き取れないように話すの多すぎ。
「とうさん!!なつにも!!」
「当たり前だよ。ちゃんと二人分用意するから」
「…でんししょせき…かきん…」
「ひと月5000円までね」
「…いちわ…30えんとかあったはず…いっぱいよめる!!」
「ふふ。そんなに嬉しいの?」
は!!
僕は両手を上げて喜んでいたことに気づきそーっと下げた。
「最近だと素人が書いたやつでも結構面白いのあるよな」
「あぁ。僕もたまに読んでるよ。兄さんは漫画の方が多いでしょ」
「まぁな」
…漫画もあるんだ。
読むものには困らないな。
「なつはね!!げーむ!!」
「やり過ぎないようにね。2人のカード作らなきゃな」
「引き落としにしなきゃならないものね。夏もひと月5000円までよ」
「わかった!!」
ゲームで5000円も…使う?
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