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翔にぃにとれんしゅ 2

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翔視点

柚のレッスンは何ヶ月も続いたが結局歌は完璧、ダンスはあまりに難しいものでなければできるというところまでしか上がらなかった。
「まぁ募集してるチームメイトの子もちっちゃい子選んでるから大丈夫だよ」
「そういやそっちはどうなったんだ?もう選んだのか?」
「うん。専門のレッスン受けさせてるよ。来週柚と顔合わせしようと思ってる」
「おともだちー?」
「そうだね。お友達になれるようにしないとね」
父さんが柚に合わせて、それでいて大人との会話ができるっていうと…10歳前後の子か。
柚まだ2歳だけどな。
「グループで売り出すつもりなんだよな。名前は?」
「雫たちが考えてくれてたよ。実はこの衣装デザインもうちのメイド達だったりするしね」
「…うちのやつら能力高いの多いからな」
全部趣味だって言うけど。
柚がお人形の家欲しいって言ったら1週間後に手作りのドールハウス届いたからな。
しかもうちの屋敷そっくりに。
「そうやって集めてるつもりは無いんだけどね」
「ちかれたぁ…おやつ…」
「…あとはこの体力のなさを何とかしないとまずいよな」
「1曲が限度だろうね…まぁちびっ子のアイドルだし曲数は少なめでいいかな」
「そうだな」
部屋の隅でメイドからジュースやお菓子を貰って休憩している。
まぁ全部食べさせてもらってるんだけど。
あれ現場でもやるつもりか?
メイド連れてくか?
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