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お泊まり会 3

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惟視点

ピンポーン。
「ゆず!!いらっしゃい!!」
「おじゃまちます!!」
「お邪魔するわね」
「いらっしゃい。…あら、疲れてるの…?」
「ちょっと出てくる前に一悶着あったのよ」
ゆずは靴が脱げなくて諦めてゆずのママに手伝ってもらおうとしてるけど親同士は会話してて全く気づいてない。
「ゆず、俺がやるよ」
ゆずの今日の靴はなんか紐がめっちゃ編み込まれてる…ぶーつ?っていうのこれ。
とりあえず1番上のリボン結びされていたところをほどいて、その下から少しずつ紐を緩めてやったら簡単に足が抜けた。
靴紐と同じ感じなのか。
「ありがとー」
「いいよ。…ゆずの荷物は?」
「ままがもってるのー」
「んじゃゲームして遊ぼうぜ!!」
「うん!!まま!!ぼくの!!ぼくのげーむちょーだい!!」
「あ、ごめんなさいね。ママ達ずっとお話してて……あら?柚…お靴脱げたの?」
「たもつくんがやってくれたのー」
「そうなの。惟くんありがとう」
「いや…」
なんかゆずのお母さんにお礼言われると照れるな。
美人だからかな…。
「はい。柚のはこれね。お手手以外入れちゃダメよ?」
「はぁい」
手渡されたのはちっちゃなリュックサックだった。
え…その中に持ってきたゲーム全部入ってんの?
本体…入らなくね?
もしかして新しく発売した携帯版の方持ってきたとか?
いやそれでもこのリュックより大きいよな。
「んにゅ?あそぼー」
「あぁ」









ゆずのリュックからは普通に本体がでてきた。
リュックよりも大きい本体が。
ソフトもお店で売ってる状態のカバー付きで。
…なんで?
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