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寝不足 3

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翔視点

母さん達の部屋で眠らせた…次の晩は俺の番だった。
「しょーにぃに!!」
「…柚眠くないのか?元気だな」
今朝母さん達は眠そうだったけど。
風呂までは自分の部屋で済ませメイド達に俺の部屋へ届けさせた。
柚1人だとたどり着けないからな。
「ぼくね!!はやおきなの!!」
「早起きしたいのは分かったから。ぬいぐるみは持ってきたよな?」
「うん!!しろくんなの!!」
それは昔俺が柚に買ったホワイトタイガーのぬいぐるみだった。
しろくんって名付けられてたんだな。
「じゃあベッドに入って寝ような」
「あしたはね、わんちゃんのひなの。わんちゃんのほっとけーきなの!!」
「…あぁ、そうだな」
柚を抱き上げてベッドに寝かせ、隣にしろくんも寝かせた。
「わんちゃんのほわほわあまあまなの!!」
「…興奮してて寝れそうにないな」
寝る前の絵本とかも用意してたんだけどな。
とりあえず俺も夜着に着替え、柚の隣に寝転んだ。
「わんちゃんの…」
「お?」
布団をかけて暖めながらトントンしてやると柚の目がとろんとしてきた。
これは寝るか…?
「…にぃ」
「ん?」
「ゃ…ぉき…なの…」
「あぁ、分かってる」
起こせってことだよな。

















1時間後
「あさ!!」
「まだだ」
















また1時間後
「おはよぉ!!」
「…柚、まだお外暗いだろ?夜だからねんねだ」











そのまた2時間後
「あさ!!おきるなの!!」
「…柚…俺まだ眠いから…」
「やー!!おきるの!!おきがえするの!!」
「まだ寝てろって…」



















そして朝食の時間…
「おはよー!!」
「…はよ」
「…翔にも辛さがわかったか」
「兄さんごめんね…夏も辛くて」
「いい…小さい夏にやらせるよりかは俺が…」
「大丈夫よ。今夜は直人の番だから」
「え」
「家族全員が交代でやればいいでしょう?柚もそのうち起きられなくなると思うの」
「わんちゃんの!!ほっとけーき!!」
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