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事件 2

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惟視点

「ぅわぁぁぁぁん!!」
「どうしたんだよ…ゆず…」
「…ゆずちゃんのお母さん呼んでおいたわ。もう今日は遊ぶのは無理そうね…」
「そんな…」
俺まだゆずと遊んでないぞ。
遊ぼうとしてたところに学校のやつらが来てプールやるって言い出したから…。
「ゆず…」
「ぃやぁぁぁ!!」
タオルを被ったまま首を振るゆず。
「お邪魔するわね。…柚、もう大丈夫だから。ママがぎゅーしてあげるから怖いものはもうないないするわよ」
「…ま…ま…?」
「えぇ。…こんなにびしょびしょになっちゃって。おうちに帰ってママとお風呂入りましょうか」
「…ぅん…まま…」
ゆずはゆずの母さんに抱っこされて連れていかれてしまった。
「…惟」
「ん?モニカどうした」
「…あの子は?」
「…今迎えが来て帰った」
「あのね…さっきあきらが水かけてから泣き出しちゃってね…」
「…そういや前に水嫌いって言ってたな」
初めてあった時も傷をシャワーで洗って泣いてたし。
「…私達が泣かせたんじゃ」
「…ま、悪いと思うならゆずならお菓子あげてごめんって謝れば許してくれると思うぜ?」
まーあの家のお菓子には叶わないけどな…。
だって…毎日のおやつが手作りおやつだぞ?
それもケーキ屋とかホテルとかで出るような…。
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