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事件 1
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柚琉視点
「おみじゅおみじゅ」
「そうよ。そうやってお花の根元にお水をかけてあげるの」
「ぼくじょーず?」
「えぇ。上手よ」
僕は惟くんのおうちで惟くんのママのお手伝いをしていた。
お水嫌いだけど…お手伝い頑張るもん!!
ちっちゃなジョウロにお水をいっぱい入れてんしょんしょって運んでお花さんにお水あげるの。
「母さん、タオルどこ?ひろきがトイレって」
「ちょっと待ってて。…ユズちゃん一人で大丈夫?」
「うん!!」
惟くんのママは惟くんに呼ばれてお家の中に行ってしまった。
あ、お水なくなっちゃった。
じょうろを持ってお外の水道へ向かった。
…でもこっちあんまり行きたくないの。
花壇のある側の隣に…惟くん達がプールで遊んでいるところがあった。
でもお水ここにしかないの。
「おみず、おみず」
「…あれ?もうひとり居たの?お名前は?」
「ふぇ?」
急に暗くなったと思ったらプールで遊んでいたお姉ちゃんに話しかけられた。
「ゆず…」
「ユズちゃんはプール来ないの?冷たくて気持ちいいよ!!」
「ぼくやなの…」
「えー?なんで?」
「やーなの!!」
「モニカいくぞ!!」
「きゃあっ!!」
その時、プールにいた男の子が足元のお水をばって僕達の方へかけてきた。
お水…いっぱい…。
「ふぇ…ぇぇぇぇん!!」
「え!?ちょ、惟!!」
「なんの騒ぎ…って何でユズ泣いてんの?」
たっくさんのお水が僕に…。
「ユズ、大丈夫だから。なんで泣いてるのか話して」
「おみ…ぅわぁぁぁん!!」
「…ダメだな。母さん、ユズのタオルは?」
「ユズちゃんのなんて無いわよ。…あらあらどうしたの」
「知らん。なんかモニカに呼ばれて戻ってきたら泣いてた」
「ユズちゃん1回体ふきふきしてお部屋入りましょうか」
惟くんのママはびしょびしょの僕をタオルで包んでお靴をぬがせてお部屋へ連れていった。
「おみじゅおみじゅ」
「そうよ。そうやってお花の根元にお水をかけてあげるの」
「ぼくじょーず?」
「えぇ。上手よ」
僕は惟くんのおうちで惟くんのママのお手伝いをしていた。
お水嫌いだけど…お手伝い頑張るもん!!
ちっちゃなジョウロにお水をいっぱい入れてんしょんしょって運んでお花さんにお水あげるの。
「母さん、タオルどこ?ひろきがトイレって」
「ちょっと待ってて。…ユズちゃん一人で大丈夫?」
「うん!!」
惟くんのママは惟くんに呼ばれてお家の中に行ってしまった。
あ、お水なくなっちゃった。
じょうろを持ってお外の水道へ向かった。
…でもこっちあんまり行きたくないの。
花壇のある側の隣に…惟くん達がプールで遊んでいるところがあった。
でもお水ここにしかないの。
「おみず、おみず」
「…あれ?もうひとり居たの?お名前は?」
「ふぇ?」
急に暗くなったと思ったらプールで遊んでいたお姉ちゃんに話しかけられた。
「ゆず…」
「ユズちゃんはプール来ないの?冷たくて気持ちいいよ!!」
「ぼくやなの…」
「えー?なんで?」
「やーなの!!」
「モニカいくぞ!!」
「きゃあっ!!」
その時、プールにいた男の子が足元のお水をばって僕達の方へかけてきた。
お水…いっぱい…。
「ふぇ…ぇぇぇぇん!!」
「え!?ちょ、惟!!」
「なんの騒ぎ…って何でユズ泣いてんの?」
たっくさんのお水が僕に…。
「ユズ、大丈夫だから。なんで泣いてるのか話して」
「おみ…ぅわぁぁぁん!!」
「…ダメだな。母さん、ユズのタオルは?」
「ユズちゃんのなんて無いわよ。…あらあらどうしたの」
「知らん。なんかモニカに呼ばれて戻ってきたら泣いてた」
「ユズちゃん1回体ふきふきしてお部屋入りましょうか」
惟くんのママはびしょびしょの僕をタオルで包んでお靴をぬがせてお部屋へ連れていった。
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