261 / 345
おしゃんぽ 2
しおりを挟む
メイド視点
「あのねあのねーぼくね、おひまさまなんだよー」
道行く人に自慢して回る柚琉様。
大変可愛らしいのですが…そのような可愛らしい笑顔を大勢に振舞っては誘拐される危険性を高めてしまいます。
「ほら着いたよ。…柚と雫が好きかなって」
「あら、カフェなの?てっきり高級フレンチにでも連れていかれると思っていたわ」
「それだと柚が食べられなくなるでしょ。…柚は高級料理は好きじゃないみたいだし」
「ぼくおむらいすすきー」
「ね?」
確かに…柚琉様はキャビアもしょっぱいと仰って吐き出してしまいましたからね。
…多分あれはキャビアじゃありませんが。
旦那様はカフェに入ると私達も同じ席に座るように指示した。
「「え」」
「君達の休暇…いや僕達がいたら休暇じゃないか。柚の世話も頼んじゃうけど…まぁ楽しんで」
「「ありがとうございます」」
旦那様は宣言通り私達の昼食のパスタもご自分の会計と一緒に払ってしまわれました。
「…ぱぱ」
「んー?」
ホテルへ戻ろうと食後の散歩をしていたのですが…柚琉様の視線がある場所へ。
「…ケーキ屋?行きたいの?」
「うん…ぼくけーきたべる」
「さっきオムライス食べたのに?ママからもサンドイッチ貰ってたよね?」
「けーき」
「柚なら食べれるわよね。…あら、スイーツパラダイスもあるみたいよ」
「スイーツパラダイス?」
「…まぁ簡単に言えばスイーツ限定の食べ放題のようなものです」
「ホテルなどが開催することが多いのでとても美味しいですよ」
「いくー!!」
「…まぁいっか」
ホテルへ帰る前にひとつ行くところが増えました。
「あのねあのねーぼくね、おひまさまなんだよー」
道行く人に自慢して回る柚琉様。
大変可愛らしいのですが…そのような可愛らしい笑顔を大勢に振舞っては誘拐される危険性を高めてしまいます。
「ほら着いたよ。…柚と雫が好きかなって」
「あら、カフェなの?てっきり高級フレンチにでも連れていかれると思っていたわ」
「それだと柚が食べられなくなるでしょ。…柚は高級料理は好きじゃないみたいだし」
「ぼくおむらいすすきー」
「ね?」
確かに…柚琉様はキャビアもしょっぱいと仰って吐き出してしまいましたからね。
…多分あれはキャビアじゃありませんが。
旦那様はカフェに入ると私達も同じ席に座るように指示した。
「「え」」
「君達の休暇…いや僕達がいたら休暇じゃないか。柚の世話も頼んじゃうけど…まぁ楽しんで」
「「ありがとうございます」」
旦那様は宣言通り私達の昼食のパスタもご自分の会計と一緒に払ってしまわれました。
「…ぱぱ」
「んー?」
ホテルへ戻ろうと食後の散歩をしていたのですが…柚琉様の視線がある場所へ。
「…ケーキ屋?行きたいの?」
「うん…ぼくけーきたべる」
「さっきオムライス食べたのに?ママからもサンドイッチ貰ってたよね?」
「けーき」
「柚なら食べれるわよね。…あら、スイーツパラダイスもあるみたいよ」
「スイーツパラダイス?」
「…まぁ簡単に言えばスイーツ限定の食べ放題のようなものです」
「ホテルなどが開催することが多いのでとても美味しいですよ」
「いくー!!」
「…まぁいっか」
ホテルへ帰る前にひとつ行くところが増えました。
0
お気に入りに追加
164
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが
米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。
その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。
更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。
果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!?
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる