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まじっく 1

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柚琉視点

「けぷぅ」
「お腹いっぱいなった?」
「うん!!」
アイスのケーキいっぱい食べて、お昼ご飯にかれー食べた!!
「柚、見ててね?」
「にゅ?」
にぃにが僕を抱っこしてソファーに連れて行くと、僕の前に座っておててを出した。
「これなーんだ?」
「これー?」
「ここから出てるのだよ」
「にぃにのおゆび!!」
「そうだね。お指だね」
にぃにがんーってした。
すると…すぽんって。
「ふぇ!?」
「どう?ビックリした?これね、今日覚え…」
「ふわぁぁぁぁぁぁん!!にぃにのおゆびとれたぁ!!ままぁぁぁぁぁ!!」
にぃにのお指が!!
お指がなくなっちゃった!!
僕がわたわたしてぺちょってソファーから落ちてママを探しに行こうとするとパパが僕をギュッてした。
「柚、大丈夫だよ」
「ごめんね?そこまでビックリすると思ってなくて…」
「にぃにおゆび!!」
「んー…じゃあ柚にぃにのお指が治るようにお手伝いしてくれる?」
「する!!」
にぃにはまたソファーに戻るとにぃにおてての上に僕のおててを乗せた。
「なでなでしてね?」
「うん!!」
なでなでなでなで。
「ほら、くっつい…柚?」
なでなでなでなでなでなで。
「…柚?」
なでなでなでなでなでなでなでなで。
「もう治ったよ?」
「ほんとだー!!」
「…もう柚の前で欠損系のマジックやんない」
「その方がいいだろうね」
「にゅ?」
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