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やきそば・おだんご・わたあめ!! 1
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柚琉視点
「ゆず、やきそば食おうぜ!!」
「やきそば?」
「ごめんなさいね、惟くん。柚にはそういうの食べさせたことがないの。だからちょっと分かってないのよ」
「奥様、あちらは…」
「こちらのマップのお店でお買い下さい」
メイドさんがママになにか渡してた。
「ままなぁにー?」
「柚はにんにく食べたことないでしょう?何があるか分からないし今日はにんにく抜きのところだけにしましょうね」
「たもつくんといっしょする!!」
「でもね…」
やだやだ!!
一緒がいいの!!
「うちが合わせればいいの、ね?惟」
「あぁ。別にこの店に拘っていたわけじゃないし」
「ありがとう…あっちにあるみたいだから。柚は迷子になっちゃうから抱っこね」
「はぁい」
ママに抱っこされてやきそばのお店へ向かった。
「やきそばください!!」
「1個400円ね」
「よん…?」
「これと同じのをあと3枚お財布から探してくれる?」
ママが銀色のをくれた。
おんなじ…。
「あった!!」
「じゃあそれを渡して、焼きそばを貰うのよ」
「どーぞ!!」
銀色のを4個渡すとお店のお姉さんは透明なのに入った茶色のちゅるちゅるをくれた。
「ちゅるちゅる!!」
「焼きそばね。柚に割り箸は…使えないわね」
「柚琉様のフォークとスプーンでしたらこちらに」
「あら、持ってきていたの?」
「この時のために外出用のものを買っておいたんです」
「邸宅のものと比べますとだいぶ安価なものですが…」
「柚にはこっちの方が使いやすいと思うわ。家でも導入しましょうか」
んにゅ?
「ゆずちゃんママ、あっちの神社の石段なら座れるから」
「案内よろしく頼むわ」
「えぇ」
あれれー?
惟くんいない…。
「まま…たもつくんいない」
「惟には場所取りをしてもらってるの」
「ばしょとり?」
「あら…悪かったわね。うちのを向かわせるのに」
「惟は何度も来てるし熟知してるから」
「母さんこっち!!」
惟くんは石のお人形さんの近くにいた。
「この辺人いないしあっちの林の方に行けば花火も見れる穴場スポットなんだ」
「ほらね?」
「…私達の下調べ不足です…」
「今度は混みあった時の場所も調べなければ…」
にゅ?
メイドさん?
「柚琉様の食べられるお店のものは全て買ってきましたのでどうぞ」
「助かるわ」
「みたらし団子、わたあめ、チョコバナナはミルクチョコ、ホワイトチョコ、ストロベリーチョコの3種類、ポテトは塩、コンソメ、からあげはプレーン、カレー、それと竜田揚げ、大学芋、金平糖、フランクフルトになります」
「フランクフルトのケチャップとマスタードは携帯用のものをお使いください」
「セッティングが完了致しましたのでどうぞお使いください」
いつの間にかちっちゃなお机が置いてあった。
「柚琉様のお飲み物はジュースを水筒に入れてありますので」
「りんごジュースになります」
「やったぁ!!」
ジュース!!
「…ゆず…」
「んにゅ?たもつくんもいっしょ!!」
「…屋台料理(ほぼ)全制覇とかやったことない…!!」
「確かに少しお高めですから」
「庶民には手が出しにくいですよね」
「そうかしら?」
「「邸宅の一食のお食事のおよそ100分の1ほどのお値段です」」
「100分の1!?…つまり4万とか…」
「値段の違いってよく分からないのよね」
僕もわかんない。
おいしーはおいしーでしょ?
「ゆず、やきそば食おうぜ!!」
「やきそば?」
「ごめんなさいね、惟くん。柚にはそういうの食べさせたことがないの。だからちょっと分かってないのよ」
「奥様、あちらは…」
「こちらのマップのお店でお買い下さい」
メイドさんがママになにか渡してた。
「ままなぁにー?」
「柚はにんにく食べたことないでしょう?何があるか分からないし今日はにんにく抜きのところだけにしましょうね」
「たもつくんといっしょする!!」
「でもね…」
やだやだ!!
一緒がいいの!!
「うちが合わせればいいの、ね?惟」
「あぁ。別にこの店に拘っていたわけじゃないし」
「ありがとう…あっちにあるみたいだから。柚は迷子になっちゃうから抱っこね」
「はぁい」
ママに抱っこされてやきそばのお店へ向かった。
「やきそばください!!」
「1個400円ね」
「よん…?」
「これと同じのをあと3枚お財布から探してくれる?」
ママが銀色のをくれた。
おんなじ…。
「あった!!」
「じゃあそれを渡して、焼きそばを貰うのよ」
「どーぞ!!」
銀色のを4個渡すとお店のお姉さんは透明なのに入った茶色のちゅるちゅるをくれた。
「ちゅるちゅる!!」
「焼きそばね。柚に割り箸は…使えないわね」
「柚琉様のフォークとスプーンでしたらこちらに」
「あら、持ってきていたの?」
「この時のために外出用のものを買っておいたんです」
「邸宅のものと比べますとだいぶ安価なものですが…」
「柚にはこっちの方が使いやすいと思うわ。家でも導入しましょうか」
んにゅ?
「ゆずちゃんママ、あっちの神社の石段なら座れるから」
「案内よろしく頼むわ」
「えぇ」
あれれー?
惟くんいない…。
「まま…たもつくんいない」
「惟には場所取りをしてもらってるの」
「ばしょとり?」
「あら…悪かったわね。うちのを向かわせるのに」
「惟は何度も来てるし熟知してるから」
「母さんこっち!!」
惟くんは石のお人形さんの近くにいた。
「この辺人いないしあっちの林の方に行けば花火も見れる穴場スポットなんだ」
「ほらね?」
「…私達の下調べ不足です…」
「今度は混みあった時の場所も調べなければ…」
にゅ?
メイドさん?
「柚琉様の食べられるお店のものは全て買ってきましたのでどうぞ」
「助かるわ」
「みたらし団子、わたあめ、チョコバナナはミルクチョコ、ホワイトチョコ、ストロベリーチョコの3種類、ポテトは塩、コンソメ、からあげはプレーン、カレー、それと竜田揚げ、大学芋、金平糖、フランクフルトになります」
「フランクフルトのケチャップとマスタードは携帯用のものをお使いください」
「セッティングが完了致しましたのでどうぞお使いください」
いつの間にかちっちゃなお机が置いてあった。
「柚琉様のお飲み物はジュースを水筒に入れてありますので」
「りんごジュースになります」
「やったぁ!!」
ジュース!!
「…ゆず…」
「んにゅ?たもつくんもいっしょ!!」
「…屋台料理(ほぼ)全制覇とかやったことない…!!」
「確かに少しお高めですから」
「庶民には手が出しにくいですよね」
「そうかしら?」
「「邸宅の一食のお食事のおよそ100分の1ほどのお値段です」」
「100分の1!?…つまり4万とか…」
「値段の違いってよく分からないのよね」
僕もわかんない。
おいしーはおいしーでしょ?
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