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わなげ 2
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雫視点
「ままも!!」
「え?」
「ままもやって!!」
私に…?
「いいけど…欲しいものは柚が決めるのよ?」
「はぁい」
「お母さんはその1番後ろの線でお願いします」
「えぇ」
「まま!!あれ!!」
柚が指さしたのはイルカのぬいぐるみだった。
「イルカさんは持っているでしょう?」
「ぼくのもってることはちがうもん」
「…そう」
柚の違いはよく分からないのよね。
輪を適当に投げてちょこっとだけ軌道を修正してイルカに輪を通した。
「後は?」
「んとね、わんちゃんととげとげのこと、うにょうにょ!!」
「うにょうにょ?」
…なんの事?
「ゆず…それなんだ?」
「うにょうにょ。あのこだよ?」
柚の指さす先には…タコとイカのぬいぐるみ。
「あー…そういう事だったのね」
足の動きを言っていたの…。
さっきと同じ方法で景品を全て取り、犬だけ柚に渡して後はアイテムボックスに入れた。
「あー…ぼくのぬい…」
「落としちゃうでしょう?ねこちゃんとわんちゃんならこのポシェットに入るからそれだけね」
「ぬいぐるみを入れるためのものですからね」
「ちゃんとストッパーもついていますから」
メイド達が柚のポシェットにぬいぐるみを詰めて蓋を閉めると顔だけ覗かせている状態になった。
「かわいい!!」
「良かったわね」
くぅぅぅ。
「…まま、おなかすいた」
「じゃあ次は食べ物屋さんに行きましょうね」
りんご飴だけじゃそりゃ足りないわよね。
「ままも!!」
「え?」
「ままもやって!!」
私に…?
「いいけど…欲しいものは柚が決めるのよ?」
「はぁい」
「お母さんはその1番後ろの線でお願いします」
「えぇ」
「まま!!あれ!!」
柚が指さしたのはイルカのぬいぐるみだった。
「イルカさんは持っているでしょう?」
「ぼくのもってることはちがうもん」
「…そう」
柚の違いはよく分からないのよね。
輪を適当に投げてちょこっとだけ軌道を修正してイルカに輪を通した。
「後は?」
「んとね、わんちゃんととげとげのこと、うにょうにょ!!」
「うにょうにょ?」
…なんの事?
「ゆず…それなんだ?」
「うにょうにょ。あのこだよ?」
柚の指さす先には…タコとイカのぬいぐるみ。
「あー…そういう事だったのね」
足の動きを言っていたの…。
さっきと同じ方法で景品を全て取り、犬だけ柚に渡して後はアイテムボックスに入れた。
「あー…ぼくのぬい…」
「落としちゃうでしょう?ねこちゃんとわんちゃんならこのポシェットに入るからそれだけね」
「ぬいぐるみを入れるためのものですからね」
「ちゃんとストッパーもついていますから」
メイド達が柚のポシェットにぬいぐるみを詰めて蓋を閉めると顔だけ覗かせている状態になった。
「かわいい!!」
「良かったわね」
くぅぅぅ。
「…まま、おなかすいた」
「じゃあ次は食べ物屋さんに行きましょうね」
りんご飴だけじゃそりゃ足りないわよね。
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