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ふれあいコーナー 1

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柚琉視点

「うさちゃぁぁん!!」
びくっ。
「柚、うさちゃんビックリしちゃうから静かにね」
「すみません。この子でも抱っことかって出来るんですか?」
「小さいお子様ですと…お膝に乗せていただく方が…」
「柚それでいいだろ?」
「うん!!」
設置されたベンチに僕が座り、膝の上に布を引かれてその上にうさちゃんを乗せられた。
「ふわふわぁ…あったかぁい」
「良かったね」
「そんなに気に入ったならこの後ペットショップも行くか?」
「ぺっとしょっぷ?」
「うさちゃんとかわんちゃんとかいるところだよ。気に入った子がいるならおうちに連れて行けるんだ」
「いくー!!」
わんちゃん!!
うさちゃんも!!
「ふにゅ?うさちゃんどーしたのー?」
うさちゃんはいつの間にか僕の方を向いていた。
「柚はいつもおやつ食べてるからうさちゃんも美味しそうな匂いがするって思ったんじゃない?」
「にゅー?」
「いつも甘い匂いがするもんな」
「夏は柚の匂い好きだよ?なんかミルクの匂いみたい」
「…みるく?」
僕そんな匂いするの?
くんくん…よく分かんない。
「うさちゃんあったかいね~」
「…大人しいな」
「こんなに膝の上にちゃんといてくれるもの?」
「いえ普段でしたらその子は逃げ出そうとしてしまうのですが…」
「柚は気に入られたのかしら」
「は?うさぎが恋慕してるの?ヤる?」
「柊二落ち着きなさい。獣人じゃないんだから大丈夫よ」
「そうとは限らないでしょ!!」
にゅ?
パパ怒ってる?
「ぱぱもうさちゃんのんのする?」
「パパはいいよ。…本当に違うよね?柚に伴侶はまだ早いよ?というか一生いらないよ?」
「柊二ったら…」
はんりょってなぁに?
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