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救助 1

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柚琉視点

「くすん…」
おなかすいたよぉ…さむいよぉ…お水怖いよぉ…。
「「柚琉様!!」」
「ふぇ…?」
顔を上げると…向こう側からメイドさん達が走ってきた。
「怖かったですよね、もう大丈夫ですよ」
「もう二度と目を離したりしませんから」
「…うん…」
「戻りましょう」
「傘…では」
メイドさんが僕の猫さんの傘を開いた。
でも…お外に出たら…。
「怖いですよね…」
「カッパやタオルも持ってきましたから少しずつ増やしてどれなら大丈夫か確かめましょうか」














猫さんカッパ。
「…あめいっぱいこわい…」
タオルで包んで抱っこ。
「くっくぬれちゃう」








最終的に…
猫さんカッパを着て、フードも被り、メイドさんに抱っこされ、メイドさんもカッパを着て(僕を中に入れるようにして)傘を差せば大丈夫だった。
「むふん…」
あったかぁい。
「…お体がだいぶ冷えていますね」
「屋敷に戻ったらすぐお風呂に入りましょう」
「あひるさんは?」
「アヒルさんも入れますし入浴剤も使いましょう」
「やくゆ…じゃないの?」
「柚琉様は最近は体や頭を洗うことも出来ているでしょう?」
「なので今日からは薬湯は無しですよ。流水にも少しずつ慣れていきましょう」
…雨さんはや。
だって濡れちゃうし…怖いし…。
雨さん降ってる時はいっぱい転んじゃうんだもん…。

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