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柚琉視点
「そういえば…にぃには?」
「ん?」
「にぃにのおたんじょーび」
「大体は終わっちゃってるし夏に至っては誕生日すら不明だからね…一応拾った日にしてるけど」
「ふぇ」
「…え?」
にぃににおめでとーってしてない。
「柚?柚がここに来る前に終わっちゃっただけであってね?」
「おめでと…するの」
「え?」
「するのー!!」
「柚!?」
えと…プレゼント…。
お出かけ…はダメかな?
じゃあ今まで作ったびーずとおりがみと…お絵描きして…。
「がんばる!!」
「何を!?無理しちゃダメだよ?またお熱出しちゃうかもしれないんだから」
「だいじょーぶ!!」
「じゃないから言ってるんだよ」
前にお熱出した時はお外に行ったからだもん。
僕のちっちゃな羽でもちょこっとはパタパタ出来るからお部屋の窓から遊びに行ったの。
そしたらね、すっごく楽しくて帰るの忘れちゃって…。
パパとママにいっぱい怒られて…にぃににも怒られた…。
おやつ抜きでえんえんして久しぶりに赤いのちゅーってしてねんねした…。
「メイド達もずっとついてること。いいね?」
「「はい」」
「柚も、勝手に命令しちゃダメだよ?」
「はぁい」
めーれーってなんだろ。
よく分かんないもん。
いつもはね~おねがいってするの。
一緒に遊んでーってしたり。
一緒にねんねしてーってしたりするの。
一緒におやつもするんだよ。
「では柚琉様、準備を致しましょうか」
「うん!!」
あのねあのね、リボンは出来るの!!
ぐちゃってなっちゃうけど自分で出来るの!!
「どの色にしましょうか」
色んな色のラッピング用の紙、袋。
それにリボン。
「これするー!!」
袋はピンク色でリボンは赤色に金色の刺繍が入ったもの。
「では私たちが詰めますので柚琉様はリボンをお願いできますか?」
「うん!!」
4つの箱に折り紙とビーズのブレスレットを入れて箱を閉じ、それを包装紙で包んだ後僕に渡された。
「きゅっきゅ」
箱を押さえててもらって僕は予め作られたリボンをペタって貼った。
だって僕のリボン下手なんだもん…。
「そちらにするんですか?」
「うん。きれーにしたいの」
「柚琉様が手ずから作られた方が喜ばれると思いますけどね…」
ぐちゃってするよりきれーの方がいいでしょ?
僕の絵はリボンの間に挟むことにしたの。
ちっちゃなカードにメイドさんが書いてくれたお手本を真似して『おめでとう』と書いた。
ちょっとはみ出ちゃった。
「そういえば…にぃには?」
「ん?」
「にぃにのおたんじょーび」
「大体は終わっちゃってるし夏に至っては誕生日すら不明だからね…一応拾った日にしてるけど」
「ふぇ」
「…え?」
にぃににおめでとーってしてない。
「柚?柚がここに来る前に終わっちゃっただけであってね?」
「おめでと…するの」
「え?」
「するのー!!」
「柚!?」
えと…プレゼント…。
お出かけ…はダメかな?
じゃあ今まで作ったびーずとおりがみと…お絵描きして…。
「がんばる!!」
「何を!?無理しちゃダメだよ?またお熱出しちゃうかもしれないんだから」
「だいじょーぶ!!」
「じゃないから言ってるんだよ」
前にお熱出した時はお外に行ったからだもん。
僕のちっちゃな羽でもちょこっとはパタパタ出来るからお部屋の窓から遊びに行ったの。
そしたらね、すっごく楽しくて帰るの忘れちゃって…。
パパとママにいっぱい怒られて…にぃににも怒られた…。
おやつ抜きでえんえんして久しぶりに赤いのちゅーってしてねんねした…。
「メイド達もずっとついてること。いいね?」
「「はい」」
「柚も、勝手に命令しちゃダメだよ?」
「はぁい」
めーれーってなんだろ。
よく分かんないもん。
いつもはね~おねがいってするの。
一緒に遊んでーってしたり。
一緒にねんねしてーってしたりするの。
一緒におやつもするんだよ。
「では柚琉様、準備を致しましょうか」
「うん!!」
あのねあのね、リボンは出来るの!!
ぐちゃってなっちゃうけど自分で出来るの!!
「どの色にしましょうか」
色んな色のラッピング用の紙、袋。
それにリボン。
「これするー!!」
袋はピンク色でリボンは赤色に金色の刺繍が入ったもの。
「では私たちが詰めますので柚琉様はリボンをお願いできますか?」
「うん!!」
4つの箱に折り紙とビーズのブレスレットを入れて箱を閉じ、それを包装紙で包んだ後僕に渡された。
「きゅっきゅ」
箱を押さえててもらって僕は予め作られたリボンをペタって貼った。
だって僕のリボン下手なんだもん…。
「そちらにするんですか?」
「うん。きれーにしたいの」
「柚琉様が手ずから作られた方が喜ばれると思いますけどね…」
ぐちゃってするよりきれーの方がいいでしょ?
僕の絵はリボンの間に挟むことにしたの。
ちっちゃなカードにメイドさんが書いてくれたお手本を真似して『おめでとう』と書いた。
ちょっとはみ出ちゃった。
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