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魔王 1
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柚琉視点
「柚、背中ピーンってして大人しくしてるんだよ?」
「はぁい」
いつもと違うお洋服着せられた。
「ぬいは?」
「持っていけないのよ…」
「ぬい…」
ぎゅーと抱きしめた。
僕と同じの着せたの。
うさちゃん持ってっちゃダメ?
なんでー?
「やー!!」
「柚、魔王に不敬があるといけないから、ね?」
「やー!!うさちゃんもー!!」
「母さんもう諦めろよ。柚のぬいぐるみ好きは今に始まったことじゃないしいざとなったら俺が認めさせるから」
「…そうね」
よく分かんないけどもううさちゃん取らない?
僕うさちゃん持っててもいい?
取られたうさちゃん返してー!!
「ままー!!うさちゃーん!!」
「はい、ごめんなさいね」
ぎゅー。
うさちゃんもう離さないからねー。
「ままーどこいくのー?」
「魔王のところよ。柚のご飯貰わなきゃね」
「ごはんー?」
今日のご飯お外で食べるの?
まおうって何ー?
「にぃにもいくのー?」
「あぁ」
「おしごとは?」
「大丈夫だ。休みだから」
嘘だー。
だって翔にぃにはお休みないから大変だねって直にぃにが言ってたもん。
「うー」
「じゃあ行きましょうか」
「ぱぱはー?」
「パパも後から行くよ。先にママとにぃにといっててね」
「はぁい」
「ふぇー?」
おっきい所だね~。
明るい…ここならお化けさんも出ないかな?
ママとおててを繋いでおっきな所をてくてく歩いたの。
「ままーおなかすいたー」
「まだご飯食べてないものね」
「ごはんー」
「ちょっと待ってちょうだい」
にぃにどっか行っちゃったの。
いつもは僕がごはんーって言ったらすぐくれるのに。
「うー…」
「通してくれるかしら」
「「は、はい!!」」
いつの間にか大きな扉の前に立っていた。
「よく来たな」
「魔王様、突然ですが腕1本くださいな」
「は?」
「息子に固形食を与えるために必要なんですの」
「…いやまぁ再生するんだけど…は?」
「ごはんー…」
「息子がお腹を空かせているので早くしてくれませんか?」
「ままーあまいのー」
「息子…ってそのちっこいのか?」
ちっこいって言われた!!
僕小さくないもん!!
おっきくなったもん!!
「ちっこくなぁい!!おっきくなったの!!」
「うさぎ抱いて言われてもな」
「うさちゃんなの!!」
「あー…うさちゃんか?そいつは…お前が作ったのか」
「あぁそれも聞きたかったのよ。言霊ってどうやったら制御できるのかしら?」
「自覚させるしかないだろ。ほら、腕やるからもう帰れ」
「ありがとう」
ママはポイって投げられたのをどっかにやっちゃった。
本当なの。
ポイってされてたはずなのにいつの間にか消えちゃったの。
「まま」
「お腹すいたわよね。にぃにのところ行きましょうか」
「ごはんー!!」
ママは抱っこしてくれた。
ママの抱っこ好きー。
ママ甘い匂いがするの。
それでね、ふにふにがあるの。
にぃに達にはないの。
ママだけなの。
あ、でもメイドさんに抱っこしてもらう時もふにふにあるの。
なんでかな?
「ふにふにー…」
「柚は本当にこれが好きね」
「ままのふにふにきもちいいの~」
「パパと取り合いをするものね」
「ぱぱにはあげないの!!」
「柚、背中ピーンってして大人しくしてるんだよ?」
「はぁい」
いつもと違うお洋服着せられた。
「ぬいは?」
「持っていけないのよ…」
「ぬい…」
ぎゅーと抱きしめた。
僕と同じの着せたの。
うさちゃん持ってっちゃダメ?
なんでー?
「やー!!」
「柚、魔王に不敬があるといけないから、ね?」
「やー!!うさちゃんもー!!」
「母さんもう諦めろよ。柚のぬいぐるみ好きは今に始まったことじゃないしいざとなったら俺が認めさせるから」
「…そうね」
よく分かんないけどもううさちゃん取らない?
僕うさちゃん持っててもいい?
取られたうさちゃん返してー!!
「ままー!!うさちゃーん!!」
「はい、ごめんなさいね」
ぎゅー。
うさちゃんもう離さないからねー。
「ままーどこいくのー?」
「魔王のところよ。柚のご飯貰わなきゃね」
「ごはんー?」
今日のご飯お外で食べるの?
まおうって何ー?
「にぃにもいくのー?」
「あぁ」
「おしごとは?」
「大丈夫だ。休みだから」
嘘だー。
だって翔にぃにはお休みないから大変だねって直にぃにが言ってたもん。
「うー」
「じゃあ行きましょうか」
「ぱぱはー?」
「パパも後から行くよ。先にママとにぃにといっててね」
「はぁい」
「ふぇー?」
おっきい所だね~。
明るい…ここならお化けさんも出ないかな?
ママとおててを繋いでおっきな所をてくてく歩いたの。
「ままーおなかすいたー」
「まだご飯食べてないものね」
「ごはんー」
「ちょっと待ってちょうだい」
にぃにどっか行っちゃったの。
いつもは僕がごはんーって言ったらすぐくれるのに。
「うー…」
「通してくれるかしら」
「「は、はい!!」」
いつの間にか大きな扉の前に立っていた。
「よく来たな」
「魔王様、突然ですが腕1本くださいな」
「は?」
「息子に固形食を与えるために必要なんですの」
「…いやまぁ再生するんだけど…は?」
「ごはんー…」
「息子がお腹を空かせているので早くしてくれませんか?」
「ままーあまいのー」
「息子…ってそのちっこいのか?」
ちっこいって言われた!!
僕小さくないもん!!
おっきくなったもん!!
「ちっこくなぁい!!おっきくなったの!!」
「うさぎ抱いて言われてもな」
「うさちゃんなの!!」
「あー…うさちゃんか?そいつは…お前が作ったのか」
「あぁそれも聞きたかったのよ。言霊ってどうやったら制御できるのかしら?」
「自覚させるしかないだろ。ほら、腕やるからもう帰れ」
「ありがとう」
ママはポイって投げられたのをどっかにやっちゃった。
本当なの。
ポイってされてたはずなのにいつの間にか消えちゃったの。
「まま」
「お腹すいたわよね。にぃにのところ行きましょうか」
「ごはんー!!」
ママは抱っこしてくれた。
ママの抱っこ好きー。
ママ甘い匂いがするの。
それでね、ふにふにがあるの。
にぃに達にはないの。
ママだけなの。
あ、でもメイドさんに抱っこしてもらう時もふにふにあるの。
なんでかな?
「ふにふにー…」
「柚は本当にこれが好きね」
「ままのふにふにきもちいいの~」
「パパと取り合いをするものね」
「ぱぱにはあげないの!!」
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