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甘い執着 - 5side真紘
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パタン、
叶衣がリビングに、うつむきながら戻ってきた。
「あ、だいじょぶ?」
「うん。ありがとっ」
彼が笑って言ってきた。
「いや~、ケーキがこんなに美味しいとはね、びっくりした~!」
また、隣に腰掛けてきた。心なしか、さっきより少し離れている気がする。
顔が少し赤く染まっている。吐く息に熱がこもっていて、興奮しているようにみえた。
彼が声を張っていった。
「これは、食べたくなるのも分かるかも~…わっ」
彼の方に身をずいっと乗り出す。
「ねえ、ぼくの指、美味しかった?」
「え?あぁ、うん!すごい、毎日食べたくなるくらいには…」
「じゃあ、これからも食べたい?食べさせてあげようか?」
彼がぱっと顔を上げる。先ほどとは違う風に頬を赤らめ、期待の表情が浮かんでいた。
「いいの?」
「うん。それに、いつものご飯よりお腹いっぱいになったでしょ」
「たしかに…。じゃあ、これから、よろしくね!」
そうやって、僕たちの日常に少しの変化が訪れた。
叶衣がリビングに、うつむきながら戻ってきた。
「あ、だいじょぶ?」
「うん。ありがとっ」
彼が笑って言ってきた。
「いや~、ケーキがこんなに美味しいとはね、びっくりした~!」
また、隣に腰掛けてきた。心なしか、さっきより少し離れている気がする。
顔が少し赤く染まっている。吐く息に熱がこもっていて、興奮しているようにみえた。
彼が声を張っていった。
「これは、食べたくなるのも分かるかも~…わっ」
彼の方に身をずいっと乗り出す。
「ねえ、ぼくの指、美味しかった?」
「え?あぁ、うん!すごい、毎日食べたくなるくらいには…」
「じゃあ、これからも食べたい?食べさせてあげようか?」
彼がぱっと顔を上げる。先ほどとは違う風に頬を赤らめ、期待の表情が浮かんでいた。
「いいの?」
「うん。それに、いつものご飯よりお腹いっぱいになったでしょ」
「たしかに…。じゃあ、これから、よろしくね!」
そうやって、僕たちの日常に少しの変化が訪れた。
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