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お義兄さまのソレ、大きすぎます!
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「起きなさい。時間だよ」
アンドレイ皇太子の優しい手に揺り動かされて、サーシャは目を覚ます。
昨日は結局、達したままアンドレイのベッドで寝てしまったのだと気がつく。
まだ夜の帳が下りている午前3時だったが、支度を整える者達が音を立てずにアンドレイの部屋を出入りしていて忙しそうだった。
アンドレイは既に、蒼色の生地に金の装飾がついた儀礼服に着替えてベッドに腰掛け、相変わらず美しい笑みを湛えてサーシャが起きるのを待っていた。
眠い目を擦ってベッドから起き上がると、侍女達がすかさずに寄ってきてあっという間に着替えをさせられる。
今日は馬に乗るので、いつもの重い総レースのドレスではなく、飾りの無いシンプルな絹のふんわりとした羽のように軽いドレスだった。
支度が終わると、サーシャが着替えるのを辛抱強く待っていたアンドレイの腕を取り、彼のエスコートで宮殿の大広間に向かう。
小鳥も寝静まった夜の庭園を抜ける薄暗い回廊を二人で歩いていると、ふと、城を離れる寂しさに襲われる。
「サーシャ、大丈夫かい?」
まるで心の中を見透かすようにアンドレイが訊ねる。
「ええ。少し寂しいけれど」
そう答えると、アンドレイの美しい唇がサーシャの唇にそっと重なる。
「頑張って行っておいで。お前ならなら必ず出来るはずだ」
その言葉にサーシャは静かに頷いた。
アンドレイ皇太子の優しい手に揺り動かされて、サーシャは目を覚ます。
昨日は結局、達したままアンドレイのベッドで寝てしまったのだと気がつく。
まだ夜の帳が下りている午前3時だったが、支度を整える者達が音を立てずにアンドレイの部屋を出入りしていて忙しそうだった。
アンドレイは既に、蒼色の生地に金の装飾がついた儀礼服に着替えてベッドに腰掛け、相変わらず美しい笑みを湛えてサーシャが起きるのを待っていた。
眠い目を擦ってベッドから起き上がると、侍女達がすかさずに寄ってきてあっという間に着替えをさせられる。
今日は馬に乗るので、いつもの重い総レースのドレスではなく、飾りの無いシンプルな絹のふんわりとした羽のように軽いドレスだった。
支度が終わると、サーシャが着替えるのを辛抱強く待っていたアンドレイの腕を取り、彼のエスコートで宮殿の大広間に向かう。
小鳥も寝静まった夜の庭園を抜ける薄暗い回廊を二人で歩いていると、ふと、城を離れる寂しさに襲われる。
「サーシャ、大丈夫かい?」
まるで心の中を見透かすようにアンドレイが訊ねる。
「ええ。少し寂しいけれど」
そう答えると、アンドレイの美しい唇がサーシャの唇にそっと重なる。
「頑張って行っておいで。お前ならなら必ず出来るはずだ」
その言葉にサーシャは静かに頷いた。
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