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お義兄さまのソレ、大きすぎます!
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皇太子の部屋の前まで来ると、立っていた二人の衛兵たちは、サーシャとメイヤに敬礼をする。
そして、皇太子の部屋の装飾で飾り付けられた重厚な扉をギギーッと開けた。
豪奢な部屋の中ではアンドレイは気難しそうな顔で大臣達と熱心に執務中だったけれど、サーシャの姿を見ると、部屋の中にいた全員を追いたてるように部屋の外に出す。
メイヤも静かに退出していった。
「こんばんは。お義兄さま」
ナイトドレスの端をつまみ上げてお辞儀をすると、アンドレイは笑顔を浮かべて目を細め、サーシャを腕の中に抱き寄せる。
美貌の皇太子のウェイブのかかった金色の髪が、はらりとその顔にかかる。
「二人きりの時は“アンドレイ”と呼ぶように言ったろう」
そう言いながら、アンドレイは頬にかかった金色の髪を優雅な仕草でかきあげる。恐ろしく美しく整った目鼻立ちの中に、王の血筋の者だけが持つ傲慢さを僅かに覗かせるその顔で、サーシャの唇に征服の証のようなキスを落とした。
そして、皇太子の部屋の装飾で飾り付けられた重厚な扉をギギーッと開けた。
豪奢な部屋の中ではアンドレイは気難しそうな顔で大臣達と熱心に執務中だったけれど、サーシャの姿を見ると、部屋の中にいた全員を追いたてるように部屋の外に出す。
メイヤも静かに退出していった。
「こんばんは。お義兄さま」
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美貌の皇太子のウェイブのかかった金色の髪が、はらりとその顔にかかる。
「二人きりの時は“アンドレイ”と呼ぶように言ったろう」
そう言いながら、アンドレイは頬にかかった金色の髪を優雅な仕草でかきあげる。恐ろしく美しく整った目鼻立ちの中に、王の血筋の者だけが持つ傲慢さを僅かに覗かせるその顔で、サーシャの唇に征服の証のようなキスを落とした。
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