淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語

プロローグ～ 騎士の皆さま。初めまして、ごきげんよう

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次に背の高い銀髪の学者風のタイプの男の前に立つ。

「ユリアス＝フォミンです。魔導師として姫をお守りいたします」

　ユリアスとは遠縁にあたる。　

　小さい頃に、彼とは一緒にお茶をしたこともある。
「久しぶりですね。ユリアス」サーシャはにっこりと微笑むと、ユリアスも優しい笑みを返して手の甲にキスをする。



　次は赤毛の茶目っ気のある明るい雰囲気の男だった

「ジョリィ＝ハルトマンです。お会いできて光栄です。姫」

　さっき部屋の外まで響いていた笑い声はジョリィだったのであろう。 彼がいれば楽しい雰囲気の旅になりそうだった。



　そして最後は、黒髪の絶世の美少女騎士といった趣だったが、彼はれっきとした少年だった。

「ルカ＝フレストフです。お会いできて光栄です。姫」

　ルカは剣の達人と聞いていた。 さっきもこの部屋に入った時に一人剣の練習に励んでいたのもルカだった。

「ルカの剣には頼りにしています」

　そう言うと、ルカの目が何よりも嬉しそうに輝いた。



　一通りの挨拶が済むと、サーシャは全員の顔を見渡し、

「明日から皆さんどうぞよろしくお願いいたします」

　ドレスの端をつまみ上げて頭を下げる。

まさか、皇女から頭を下げられるとは思っても見なかった騎士達は一様に目を丸くして、それから慌てたように

「必ず姫をお守りいたします！」

　そう声を揃えると、右足を跪かせて腰を落とし、深々と頭を下げた。



　サーシャは満足したように頷くと、男達の部屋を出る。

　あまり長居して彼らを疲れさせてはいけない。それに明日から長い付き合いになるのだから。