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ロミオの純情
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トントン
部屋の扉をノックする音がして、一緒に勉強をしていたコウと佑司は、一体誰だろうか?と同時に顔を上げる。
「どうぞ!」
佑司が大きな声で叫ぶと、ドアがガチャと音を立てて開き、同級生の山下がヒョイと顔を覗かせる。
「コウ、お客さんが一階のロビーに来てる」
「俺に? 誰?」
コウは心当たりは無いとばかりに、不思議そうな顔をする。
「さあ…… 名乗らなかったから分からない。でも上級生っぽかった」
山下は、用件は伝えたからなと言うと、扉を閉めて、さっさと立ち去ってしまった。
ったく、名前くらい聞いといてくれよな、と思いながらコウは椅子から立ち上がる。
そんなコウの姿を佑司は心配そうに見上げる。
制服を泥まみれにして汚して帰ってきた日から、コウはずっと落ち込んでいる様子だった。きっと何かトラブルがあったに違いない。佑司はそう確信していた。
「じゃあ、俺ちょっと行ってくる」
コウは佑司に告げると、部屋を出て行った。
佑司はコウの出て行った扉をじっと見つめる。
(美少年な容姿に、生意気なコウの性格は、いつか揉め事に巻き込まれるのではないかと、いつも俺は心配をしていた。だから、守るようにして、常にアイツの隣に俺はいたのだ。もし、今来ているヤツがコウを傷つけた張本人ならば、俺は絶対に許さない)
佑司は拳をぎゅっと握り締めた。
部屋の扉をノックする音がして、一緒に勉強をしていたコウと佑司は、一体誰だろうか?と同時に顔を上げる。
「どうぞ!」
佑司が大きな声で叫ぶと、ドアがガチャと音を立てて開き、同級生の山下がヒョイと顔を覗かせる。
「コウ、お客さんが一階のロビーに来てる」
「俺に? 誰?」
コウは心当たりは無いとばかりに、不思議そうな顔をする。
「さあ…… 名乗らなかったから分からない。でも上級生っぽかった」
山下は、用件は伝えたからなと言うと、扉を閉めて、さっさと立ち去ってしまった。
ったく、名前くらい聞いといてくれよな、と思いながらコウは椅子から立ち上がる。
そんなコウの姿を佑司は心配そうに見上げる。
制服を泥まみれにして汚して帰ってきた日から、コウはずっと落ち込んでいる様子だった。きっと何かトラブルがあったに違いない。佑司はそう確信していた。
「じゃあ、俺ちょっと行ってくる」
コウは佑司に告げると、部屋を出て行った。
佑司はコウの出て行った扉をじっと見つめる。
(美少年な容姿に、生意気なコウの性格は、いつか揉め事に巻き込まれるのではないかと、いつも俺は心配をしていた。だから、守るようにして、常にアイツの隣に俺はいたのだ。もし、今来ているヤツがコウを傷つけた張本人ならば、俺は絶対に許さない)
佑司は拳をぎゅっと握り締めた。
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