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三章 クラスメイトは幼馴染 ~勇気が出る、鮭ときのこのバター焼きおにぎり~
⑥
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「それじゃ早速! 始めよっか!」
手洗いうがいも完璧。ひと息つく間もなく、すぐにキッチンに行く。
さっきまでキッチンの中にいたお母さんは、ダイニングテーブルに座っている。
場所を隼斗君に譲ってくれたみたいだ。
「隼斗、火だけ気をつけてね」
「わかってるよ!」
キッチンには、すでに食材が用意されてあった。
あらかじめお母さんが用意してくれてたんだ。
隼斗君のおにぎり作り、みんなが応援してるんだなぁ……。
私も頑張らないと!
「今日使う食材はこれだ! あ、六原さん、動画撮っといて!」
「あ、そうだね!」
私はスマホのカメラを起動して、動画モードにした。
オッケーの合図を送ると、仕切り直して隼斗君が話し出した。
「今日使う食材は、鮭フレークとしめじ。あとは調味料たちです。詳しい分量は後でケイタ君にレシピも送ります!」
なんか、料理番組でよく見る料理家みたいな話し方になっている。
ちょっとその口調が面白く思えた。
私は隼斗君の手元を撮るようにカメラを向けている。
今日のアシスタント業務は、カメラマンということか……。
「まずは調味料を作っていくね!」
味噌と……これは料理酒? かな?
あとはみりんと醤油、そしてバター……結構たくさん出てくるな。
「味噌は大さじ三杯、みりんは大さじ一杯、醤油は小さじ二杯、料理酒は小さじ一杯……」
ボソボソと呟きながら、調味料を透明なガラスボウルに入れて混ぜていく。
味噌の良い香り……良い感じに混ざり合うまで時間はそうかからない。
そのボウルの中に、瓶の中に入った鮭フレークを大胆に入れ込んだ。そしてしめじも。
「しめじは細かくほぐしてね。おにぎりの中に入れるから食べやすい大きさに」
鮭フレークとしめじという具材が入った合わせ調味料を再び混ぜる。
ちょっと濃そうだけど、大丈夫かな……?
「よし、それじゃ本番だ。これを米に混ぜていくよ!」
あ、今回も混ぜご飯にしてから握るのか。
これぞ隼斗君の真骨頂だ。
炊飯器の中の熱々ご飯を丼の中に盛って、軽やかに運んでくる。
隼斗君は真っ白なご飯の中に、混ぜ合わせたボウルの中の具材を全部入れた。
しゃもじで、全体に味がなじむように激しく混ぜる。
隼斗君のおにぎりは、混ぜるという工程が多い。それが隼斗君のおにぎりの特徴だ。
ご飯の中に、鮭やしめじ、そして醤油や味噌の色がバランスよく染み込まれていた。
隼斗君の「こんな感じかな!」という声も、しっかり動画に入っている。
「じゃあこれを握っていくよー!」
今回もサクサク進むなぁ……。
やっぱり隼斗君が教えてくれるおにぎりは簡単でわかりやすい。
いつものようにビニール手袋をつけて握っていく。
今回私はカメラ係なので、手袋は不要のようだ。
手洗いうがいも完璧。ひと息つく間もなく、すぐにキッチンに行く。
さっきまでキッチンの中にいたお母さんは、ダイニングテーブルに座っている。
場所を隼斗君に譲ってくれたみたいだ。
「隼斗、火だけ気をつけてね」
「わかってるよ!」
キッチンには、すでに食材が用意されてあった。
あらかじめお母さんが用意してくれてたんだ。
隼斗君のおにぎり作り、みんなが応援してるんだなぁ……。
私も頑張らないと!
「今日使う食材はこれだ! あ、六原さん、動画撮っといて!」
「あ、そうだね!」
私はスマホのカメラを起動して、動画モードにした。
オッケーの合図を送ると、仕切り直して隼斗君が話し出した。
「今日使う食材は、鮭フレークとしめじ。あとは調味料たちです。詳しい分量は後でケイタ君にレシピも送ります!」
なんか、料理番組でよく見る料理家みたいな話し方になっている。
ちょっとその口調が面白く思えた。
私は隼斗君の手元を撮るようにカメラを向けている。
今日のアシスタント業務は、カメラマンということか……。
「まずは調味料を作っていくね!」
味噌と……これは料理酒? かな?
あとはみりんと醤油、そしてバター……結構たくさん出てくるな。
「味噌は大さじ三杯、みりんは大さじ一杯、醤油は小さじ二杯、料理酒は小さじ一杯……」
ボソボソと呟きながら、調味料を透明なガラスボウルに入れて混ぜていく。
味噌の良い香り……良い感じに混ざり合うまで時間はそうかからない。
そのボウルの中に、瓶の中に入った鮭フレークを大胆に入れ込んだ。そしてしめじも。
「しめじは細かくほぐしてね。おにぎりの中に入れるから食べやすい大きさに」
鮭フレークとしめじという具材が入った合わせ調味料を再び混ぜる。
ちょっと濃そうだけど、大丈夫かな……?
「よし、それじゃ本番だ。これを米に混ぜていくよ!」
あ、今回も混ぜご飯にしてから握るのか。
これぞ隼斗君の真骨頂だ。
炊飯器の中の熱々ご飯を丼の中に盛って、軽やかに運んでくる。
隼斗君は真っ白なご飯の中に、混ぜ合わせたボウルの中の具材を全部入れた。
しゃもじで、全体に味がなじむように激しく混ぜる。
隼斗君のおにぎりは、混ぜるという工程が多い。それが隼斗君のおにぎりの特徴だ。
ご飯の中に、鮭やしめじ、そして醤油や味噌の色がバランスよく染み込まれていた。
隼斗君の「こんな感じかな!」という声も、しっかり動画に入っている。
「じゃあこれを握っていくよー!」
今回もサクサク進むなぁ……。
やっぱり隼斗君が教えてくれるおにぎりは簡単でわかりやすい。
いつものようにビニール手袋をつけて握っていく。
今回私はカメラ係なので、手袋は不要のようだ。
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