アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に!?

DAI!!

文字の大きさ
上 下
175 / 607
第5章 ウォータギャング

173:グランドクエストⅥ-23

しおりを挟む
 気づくとそこにはもうYUKITOの姿は無く、俺の姿も元へと戻っていた。

 「終わったのか?」

  するとアナウンスが、
 「YUKITO軍大将撃破によりこれよりYUKITO軍の領地及びプレイヤーはアクア軍へ壌土されます」

  お!やったっぽいな!

  アクア
「主!おみごとです」

  傷だらけのアクアさんが駆け寄ってきた。

  アネゴ
「まだ油断ならないわね」

  アネゴもやってきた、確かにまだキル軍の動きが気になる……が結論から言うとその後キル軍からの進行はなかった。
  後で聞いた話だが、先ほどの負けにより内紛が起こり戦闘どころではなかったようだ。

  そして……

 最終日

 「おわった!俺達の勝利だ」

  YUTAKA
「うむ!よくやったぞ」

  最終的に俺達は最大の領土を確保してグランドクエストは終わった!
  俺達の陣営はお祭り騒ぎだ!

  アクア
「みなさんありがとうございます!」

  アクアさんは手伝ってくれたプレイヤーにお礼を言ってまわっている」

 「姫騎士についてきてよかった!」
 「我等!姫騎士親衛隊は!その言葉だけでご飯3杯いけます!」
 「楽しかったよ!」

  プレイヤー達も喜んでる!

  一方別の所ではアネゴ側で戦ったプレイヤー達も盛り上がってる。

  アネゴ
「みんなよくやったわ!」

  プレイヤー
「いえ!アネゴの御蔭です!一生ついてきます!」
 「私の上司になって!」
 「今後もご指導を!」

  なんか集団がまた増えているような……



 ~とあるオフィス~

  女上司
 「これはどういうこと!また失敗じゃない」

  社員の男
 「ああ、確かに失敗だ」

  女上司
 「失敗したのに偉い余裕ね」

  トントン

 秘書
 「失礼します、そろそろお客様のところにいってもらえませんか」

  女上司
 「うるさい!またせておきなさいっていってるでしょ」

  社員の男
 「そんなに怒るんじゃないよ、まだ終わってないから」

  女上司
 「どういうこと?」

  社員の男
 「むしろこれからさ…油断している時が一番のねらい目…それでダメなら」


  ~ゲーム内~

  俺はお祭り騒ぎを眺めてると……

 YUTAKA
「今回は迷惑を掛けたな……」

  YUTAKAさんがやってきた。

 「いえいえ、YUTAKAさんも大変でしたね」

  YUTAKA
「いや、今回の件は俺のせいでもある」

 「?」

  YUTAKA
「YUKITOは俺の元相棒で妹分だった…同じYUを頭につけて一緒に組織での名前をつけたっけな……」

 「!?」

  YUTAKA
「あいつは最初は良い奴で真面目で一生懸命だった……だが真面目過ぎた…」

 「というと?」

  YUTAKA
「いろんな話を信じて……最後には何が正しいかわからなくなってしまった」

 「ふむ」

  YUTAKA
「いろんな話を聞くことは大事だが、自分ってものがなければすぐに壊れてしまう」

 「YUKITOさんの消息は……」

  YUTAKA
「あのクエストに参加していた奴らは生き返ったりできなかったようだ……多分」

 「そうですか…」

  YUTAKA
「俺はあいつにもっとしてやれることがあった……一発ぶん殴って謝りたいぞ…」
  そう言って拳を握りしめて下を向くYUTAKA……

 そんな話をしているところに……

 アクア
「YUTAKAさん!」

  アネゴ
「もうこの子達ちょっとしつこくて」

  アクアさんとアネゴが来たその瞬間……

 パン!

  YUTAKA
「あぶない!」

  アクアさんの前にYUTAKAさんが走る!

  YUTAKA
「うぬ!」

  次の瞬間 YUTAKAさんが銃弾に倒れた。

 「誰だ!」

  銃が放たれた方を見ると一人の男性が逃げよとしている!

  アクア
「YUKITOさん!」

  YUTAKA
「ぬうう!あいつを追え!俺に構うな!」

 「でも!」

  YUTAKA
「急げ!」

  騒ぎに駆けつけてきたウィズさんが……

 ウィズ
「ココは私が!」

 「わかった!後は頼む!アクアさん、アネゴ」

  アネゴ
「わかったわ!」

  アクア
「はい!」

  俺達はウィズさんに後を任せて男を追う!男は港方面へと走って行く。

 「くっそ!なんて早いんだ」

  俺はステータスを確認しようとするが早すぎて見えない。

  アネゴ
「この先は海よ!追いつめれば!」

  俺達はMAPの先端の港まで走ってきた……しかしそこには男は居ない代わりに……

 ババババババ!

  水中からガトリング弾の様なモノが飛んでくる!

  俺達は慌てて隠れる。

  アネゴ
「どうやらおびき出されたようね……」

 「なんなんだアイツ」

  アクア
「どうやら海上から攻撃してきているようですね」

  くっそ!これじゃ攻撃もできない……せめてYUTAKAさんの船でもあれば…

 アネゴ
「あっちに泊まっている船のどれかつかえないかしら?」

  俺達は攻撃を回避しながら船を調べて回ったがどれも開かない。

 「くっそ!ダメか」

  アクア
「あっちにも1つあります」

  そこには他の船よりも大きく豪華な船があった。
  ダメもとで行ってみるか!

 「走れ!」

  俺達は走って船のとこへ走った!

 「入口はどこ!」

  アネゴ
「ここよ!」

  ハッチのボタンを願いを込めて押すと……

 プシュー

「開いた!」

  俺達は急いで船の中に入るとそこには……

 YUKITO!

 そこに居たのは血だらけのYUKITOだった。
しおりを挟む
感想 245

あなたにおすすめの小説

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷

くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。 怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。 最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。 その要因は手に持つ箱。 ゲーム、Anotherfantasia 体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。 「このゲームがなんぼのもんよ!!!」 怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。 「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」 ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。 それは、翠の想像を上回った。 「これが………ゲーム………?」 現実離れした世界観。 でも、確かに感じるのは現実だった。 初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。 楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。 【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】 翠は、柔らかく笑うのだった。

千変万化の最強王〜底辺探索者だった俺は自宅にできたダンジョンで世界最強になって無双する〜

星影 迅
ファンタジー
およそ30年前、地球にはダンジョンが出現した。それは人々に希望や憧れを与え、そして同時に、絶望と恐怖も与えた──。 最弱探索者高校の底辺である宝晶千縁は今日もスライムのみを狩る生活をしていた。夏休みが迫る中、千縁はこのままじゃ“目的”を達成できる日は来ない、と命をかける覚悟をする。 千縁が心から強くなりたいと、そう願った時──自宅のリビングにダンジョンが出現していた! そこでスキルに目覚めた千縁は、自らの目標のため、我が道を歩き出す……! 7つの人格を宿し、7つの性格を操る主人公の1読で7回楽しめる現代ファンタジー、開幕! コメントでキャラを呼ぶと返事をくれるかも!(,,> <,,) カクヨムにて先行連載中!

最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO

無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。 名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。 小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。 特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。 姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。 ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。 スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。 そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。

Free Emblem On-line

ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。 VRMMO『Free Emblem Online』 通称『F.E.O』 自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。 ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。 そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。 なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。

神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜

FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio 通称、【GKM】 これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。 世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。 その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。 この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。 その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ。

克全
ファンタジー
「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルバ」に同時投稿しています。

処理中です...