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第5章 ウォータギャング

172:グランドクエストⅥ-22

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 ヴェール
「よくも私をあんな姿にしてくれたわね!」

  ガラスの手槍を指さす。

 「えっと…折れても直ぐ復活するし便…グハ!」

  ヴェールの掌底が決まる!

  ヴェール
「どこが!あの美しかった私が!ゾンビよゾンビ!私は光属性よ!」

  え?そうだったの?

  ヴェール
「それがゾンビなんかされたから!私の魂が飛び出ちゃったじゃない!」

 「なるほど、それでアイコンがおかしなことに…グハ!」

  本日二度目の掌底!

  ヴェール
「何が!なるほどよ!それにあの状態が続くと元に戻れないんでしょ」

 「まあ、確かに…グホ!」

  二度あることは……

 ヴェール
「私は嫌よ!一生あんな姿なんて!力貸すから一瞬で蹴りをつけなさい!」

 「え?」

  ヴェール
「さっさと・スピリットポエム使いなさい!」

 「どこでそれを?」

  ヴェール
「私はあなたとずっといるのよ!あんな新参者なんかと年期が違うの!全て見てるわ!」

 「はぁ……」

 (なんか怖い彼女みたいだ……)

  俺がスピリットポエムを起動するとヴェールは光に包まれて手槍へと入って行く。

  再びアイコンが (==#)

  うんいつも通り!だが更に変化がガラスの手槍が綺麗なガラスの装飾が広がり一回り大きくなる。

  ヴェール
「さっさと行くわよ!」

 「え?」

  頭に声が響く!

  ヴェール
「よくも私の体をこんなにもばら蒔いてくれたわね」

  盾の妖魔
 「あらあら、これは先輩遅い登場で」

  ヴェール
「きーーー!」

  一応先輩後輩あるのね。

  YUKITO
「……」

  YUKITOはどうやら変化完了したらしく異様な威圧感とともに攻撃を開始してくる。

  YUKITO
「キ・エロ」

  ズドン!

  スキル名もよくわからないが止まることのない連続攻撃!

 「うお!やばい」

  ヴェール
「慌てるんじゃない!私の攻撃は一撃必殺よ!いくわよ!」

  そういうと手槍が光出す。

  ヴェール
「我が身を使い光の欠片を集め……」

  何か呪文を唱え始めた

 すると手槍と先ほど砕け散らばった破片が輝き出す。

  ヴェール
「全てに光の鉄槌を!」

  やがて手槍と破片は神々しい光を放つ!

  ヴェール
「攻撃のへの準備と武器への付与も終わったわ!スキル名はもう頭に浮かんでるはずよ!」

  するとウィンドウにスキル名が表示される。

 「おう!いくぜ!プリズンレイ!」

  破片がYUKITOを拘束してガラスの手槍の光は一点に収束して光速で放たれた!

  うおおおおお!

  部屋全体が光へと包まれて目も開けてられない!

  盾の妖魔
 「これは、中々…ちょっと私も見ていられないくらいね」

  やがて光は消えて行った……



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