アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に!?

DAI!!

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第5章 ウォータギャング

156:グランドクエストⅥ-16

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???
「俺の計画を台無しにしたのはお前だな…ほうキルが気に掛けていた奴か」

 黒いフードの奥から怨念の様な視線を感じる…
背は高く、フードで隠れていて良くわからないが多分男だろう、体は細見で黒い鎧に覆われている。
レベルを見ようとしたが隠されて見えない。

「あんたが参謀か?」

 ???
「参謀…ちがうね、俺の職業はブラッドスタッフだ」

 ブラッドスタッフ聞いたことないな?

「限定職か」

 ???
「まあ、そんなとこだ さてお喋りは好きじゃないんだ 代償は払ってもらう」

 そういうと長い槍を手元に発現させたので俺は急いでバックステップし距離を取り銃を放つが

 ???
「遠距離職なら…アクセルブースト」

 いきなり加速をしてこちらの玉を弾きながら迫ってくる

 やばいぞ、銃で接近戦なんてできないぞ
 俺がうろたえていると

 保安官の霊
「お前は元々接近戦職 じゃなかったか?」

 あ!そういえば

 俺は慌てて銃を両手持ちから片手持ちに変更し空いた手でガラスの手槍を装備!
 憤怒の槍を発動!すると

 ステータス画面が
 銃両手持ちから片手撃ちに変更
 →命中率↓

 スピリットテラー発動時に通常スキル発動
 →弊害によりMP消費が通常の1.5倍

 なんと!通常スキルを使うとMP消費にデメリットが…まあ考えてもしょうがないか

 ガシ!

 俺はガラスの手槍で槍を薙ぎ払う
 正直おもったより力は強くないのか簡単に弾くことができた

 ???
「銃に手槍一体どんな職業なんだ」

「えっと、シークレットで」

 ???
「ふん、俺は教えてやったのに 随分サービスが悪いじゃないか」

「誰も教えてくれなんて頼んでない!それにそんな攻撃力じゃ俺は倒せないぜ」

 ???
「ああ、そうかよ!これならどうだ衛兵召喚!」

 そういうと 影から2体のナイトが現れる
 ステータスを確認するがアンデットではないようだ

 ???
「ふふふ、こいつらに意思はない俺が連れてきたNPC…だから俺が指示すればその通りに動く、行けブラッドターゲット」

 すると2体のナイトは俺に向かって突撃してくる

 俺は銃で牽制しながらなんとかかわすが

 ???
「おっと気をつけな」

 すると背後から衝撃が走る

 ズドン

 炎の魔法が当たったようだ

「イタタタ」

 そんなに大きなダメージではないが一体どこから?
すると遠距離からこちらを狙う魔法使いのプレイヤーが見えた。

 ???
「ふははは、このスキルはプレイヤー、NPCのターゲットを自動的に書き換えることができるんだ」

「くっそ」

 ???
「俺自身の攻撃力は確かに弱いが…君は僕を倒せないよ フフフフ」

「NPCが邪魔して攻撃が通らない上に…遠距離攻撃」

 ???
「ふふふ、イイネその苦痛に満ちた顔」

 俺の苦しむ顔を見て喜んでる 
 正直あの衛兵は問題ないが遠距離から狙ってくるプレイヤーが邪魔だ

 ???
「いけー!」

 衛兵の動き自体は早くも無いので攻撃を受け流すのは簡単だが…

 キル軍プレイヤー
「ファイヤーアロー!」
「アイスマジェスト!」

 俺が衛兵の攻撃をかわし体制が悪い所を的確にプレイヤーが狙ってくる
 さすが対人なれしているプレイヤーだ

「くそー」

 ???
「ふふふ、どうやら手も足もでないだろ…さあ どんどんいけ!」

 魔法の攻撃を気にすると衛兵の攻撃がさばききれない…
 ジワジワとHPが削られていく

 保安官の霊
「くぬぬぬ、何か手はないか」

「う~ん」

 まずい…このままじゃジリ貧だ

 その時

 ドーン!

 キル軍プレイヤー
「うあ!」

 キル軍の一人が爆ぜる

 ???
「誰だ」

 YUTAKA
「ここで負けるわけにはいかないんだぞ!」

 YUTAKAさんがバズーカ片手に登場

「YUTAKAさん!」

 ???
「援軍か!あいつからやってしまえ」

 キル軍のプレイヤーの攻撃が一斉にYUTAKAさんに向かう

「YUTAKAさん逃げて!」

 YUTAKA
「む!」

 急いで退避しようとしているが弱体化の為か回避が遅れている

 ドン!
 シューン!

 魔法の攻撃エフェクトが炸裂している

「YUTAKAさん!」

 砂煙が晴れるとそこには傷だらけのYUTAKAさんが

 YUTAKA
「しくじっちまたぞ」

 ???
「なんだ弱いじゃないか、さっさと止めを刺せ」

「お前の相手は俺だろ!」

 ???
「バカかお前は、そんなの関係ねえ」

 くっそ!

 キル軍プレイヤー
「ふはは、経験値ゲット!ファイヤーランス!」
「えー私がやる!アイスブロク!」

 再び呪文がYUTAKAさんを襲う!

「逃げて!」

 万事休すか!

 ドン!
 ズン!

 爆炎が上がる

 ???
「ふふふ、出てこなければ良いモノを」

「てめーー!」

 俺に走り出そうとした時!

 YUTAKA
「勝手に殺すんじゃないぞ」

 砂煙から何かが飛び出して俺の後方に着地した。
それはYUTAKAさんと同じスーツを着た屈強な男が数名と抱き抱えられているYUTAKAさん!

「その人達は!」

 俺が聞くと…

 黒服の男A
「俺達はボス…YUTAKA様の配下だ、ジャム殿達が我らを洗脳から解放してくれた」

「ジャムさんが!」

 黒服の男B
「他の洗脳から解放された者もこちらに向かっている」

「そうなんですか!」

 黒服の男C
「ボス、この解毒の薬を」

 YUTAKA
「これは…ふふふ、これで全力で戦えるぞ」

 そういうとYUTAKAさんが薬を飲む見た目的にはなにも変わらないのだが…

 YUTAKA
「お前等!パーティーの始まりだ」

 両手にバズーカを持ち、瞳がギラついている

 黒服集団
「了解!」

 そういうと黒服が敵へと飛んでいく

 ???
「増援か!さっさと蹴散らせブラッドターゲット!」

 再び戦場プレイヤー達のターゲットを書き換えるが!

 YUTAKA
「させねえぞ!フルバーストバズーカ!」

 YUTAKAさんの背後から3つのバズーカ、両手に2つも合わせて計5つ!

 YUTAKA
「オールターゲット!シュート!」

 全てのバズーカから何発もの攻撃が放たれる
 それと同時に黒服さん達が攻撃を開始する

 YUTAKA
「他のことは俺等に任せろ!お前はそいつを叩きのめせ」

「はい!」

 さあ、俺もパーティーを始めようか!
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