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第5章 ウォータギャング

150:グランドクエストⅥ-10

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 YUTAKAさんの奇襲が成功して俺達は時間を稼ぐことに成功し、
 自分の陣営の建物に戻る最中…

ヨッジー
「そういえばお前、今ハイテイマー?それとも猛獣使い…いやお前のスキル考えたネクロマンサーかな」

 「なんのこと?」

  ヨッジー
「いや職業だよ」

 「え?テイマーだけど」

 ヨッジー
「え?!」

なぜか固まるヨッジー。

 ヨッジー
「え?レベルいくつ?」

「48だけど?」

ヨッジー
「え?」

 また 時が止まる。

 ヨッジー
「まさかと思うが…お前ジョブポイント振ってるか?」

 「なにそれ」

ヨッジー
「え!」

 再び固まるヨッジー。

「もしかして俺やちゃってる?」

 うんうん と首を縦に振る。

 ヨッジー
「お前な、ちゃんと説明書読めよというかチュートリアルからやり直してこい!」

 「飛ばしました…」

 ヨッジー
「おバカ!」

  水平チョップが飛んできた

 ヨッジー
「ダインまずはステータス画面みると職業欄がこう二重の≪≫になってないか?」

 ダイン
「あ、なっるね」

  ヨッジー
「ああ、ポイント溜まりまくってるな」

「え?」

ヨッジー
「ポイント無駄になってるぞ」

 「え?」

 ヨッジー
「ポイントが溜まると二重になるの、そこクリックしてみろ」

 「96P で振るところが3つ 共感 魅力 腕力」

 ヨッジー
「良く考えて振れよ、なんなら一度おちてテンプレ見てきた方が良いぞ」

 「いや、そんな時間はないよ」

ヨッジー
「今振らなくてもいいしな」

 「う~ん そうだけど 少しでも能力上げたいしな」

ヨッジー
「いや!お前良く考えて…」

 全体的にバランスよく振ろうかな まあちょっとだけ直接ステータスに関わってるモノ多めにして腕力=魅力>共感って感じかな

 ヨッジー
「人の話を聞けーー!え…・まさかお前ほんとに振ったのか?!」

 呆れた表情で固まるヨッジーを尻目にステータス画面を確認していると職業欄にクラスチェンジのマークが出た。

「お!クラスチェンジの文字が出たぞ」

  ヨッジー
「どんな選択肢だ?」

 「ハイテイマー、ネクロマンサー…」

 「ふむ~」

  ヨッジー
「う~ん スキルを活かすならネクロマンサーだろう」

 「まだ あるよ?」

  ヨッジー
「猛獣使いか?一気にポイントふったから全部選択肢でたのか」

 「いや スピリッツテラー?これだけ色が違うな」

  ヨッジー
「お!限定職だな」

 「限定職?」

ヨッジー
「未確定要素が多いが噂では確かある特別なクエストなんかの前提条件クリアしたりすると稀に現れるっていうヤツだ」

「そうなのか、無難にハイテイマーかな~」

ヨッジー
「まったー!」

俺を止める。

「え?どしたの?」

  ヨッジー
「もったいないっしょ!」

 「でも、なんだかわからない職ってのも」

ヨッジー
「いやいや、スピリットテラーってなんかカッコいいじゃん」

「そうかな?」

ヨッジー
「うんうん、それにほらお前それレアだぞ」

「レア!」

その言葉には!弱い!
俺は勢いに押されてスピリット テラーを選択してしまった…
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