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第5章 ウォータギャング

140:海のちバズーカ19

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 ジャムさん一人で大丈夫かと心配だったがあの無双ぶりなら問題ないんじゃないかと思うくらい凄かった。

 YUTAKA
「言っただろうアイツなら大丈夫だ」

 「ほんと強いですね」

  YUTAKA
「ああ、それよりもだ」

  そういって蒼い狼を見る。

 YUTAKA
「まさかお前に助けれられるとは」

  蒼い狼
 「恩を返しに来ただけだ」

  ポルカ
「返しに来たの!」

  ポルカが蒼き狼の背中越しにしゃべってくる。

「あの時言ってた父ちゃんってもしかして」

  ポルカ
「うん!」

  蒼き狼
 「お前さんがポルカに薬と金をくれたのか礼を言う」

  そういうと深々と頭を下げる。

「いえいえ、頭を上げてください」

  YUTAKA
「しかし、どうしたんだお前の部下達も大変なことになってるし」

  その言葉を聞いた瞬間 目がカッと見開いた。

 蒼き狼
 「俺の部下は今どうなっている!」

  アクア
「えっと先日私たちに襲い掛かって来たんですが、なんというか正気を失って…ほぼ狂乱状態で」

  蒼き狼
 「そうか…すまない 俺にもわからないんだ 所要で拠点から離れて戻ってみたら急に襲われてな」

  YUTAKA
「ふむ」

  蒼き狼
 「助けてもらった上にもう一つ頼みたいことがある」

  YUTAKA
「ニガリクリームパンを使いたいんだな」

  蒼き狼
 「ああ、もし助けてくれるなら俺はどうなってもいい頼む!」

  そういって深く頭を下げる。

 すると…

 アクア
「頭を上げてください、初めからそのつもりでしたから」

  蒼き狼
 「すまない、だが礼はさせてくれ!」

  アクア
「う~ん、では!今この様な状態がいろんなとこで起こってるみたいで私たちもそれを正す為 人を集めていますので手伝って頂けませんか?」

  蒼き狼
 「そんなのはむしろこっちからお願いしたいくらいだ、あいつらを俺は許さない」

  アクア
「でしたら、お礼は良いです!仲間ですから」

  蒼き狼
 「かたじない」

  その時『ズガン!』という音共に振動が。

  アネゴ
「感動してるとこ悪いんだけど追手が来たわ!」

  モニターを見ると敵の反応が。

 YUTAKA
「急いで迎撃だ!」

  蒼き狼
 「俺にも出来ることはないか」

  YUTAKA
「ああ!この船はスキルをそのまま攻撃、防御反映することが出来る」

  蒼き狼
 「なるほど、なら一つお見舞いしてやるか」

  それからYUTAKAさんに簡単なレクチャーを受けていた。

「そろそろ攻撃が着そうです、防御スキルを展開しますね」

  俺がスキルを発動しようとした時

  蒼き狼
 「多分それは不要だ」

  そういって蒼き狼が操縦席に座り

 蒼き狼
「敵はどこから何隻来る?」

   アネゴ
「後方から8隻よ」
 
  蒼き狼
「笑止…私が帰って来たからにはそう簡単ではないことを見せてやる…デッドリーファング」

 スキル名を叫ぶと船の外に赤い狼が現れ後方へと飛んだ、
そして敵の反応が1つ、また一つと消えて行く。

 蒼き狼
 「俺の牙からは誰も逃げれん」

 この人やっぱりとんでもない人だ…






 そして俺達の知らない間に公式HPでは
 次のグランドクエストの案内がまもなく出るという告知が出ていた…
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