アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に!?

DAI!!

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第5章 ウォータギャング

134:海のちバズーカ13

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「しかし港の方とは逆方向に来てしまったけど、どうしたものか」

アネゴ
「そうね、ここまで来たらお使いのアイテムを取りに行きましょうか」

アクア
「そうですね、多分方向的にもこちらであってると思います」

「そうだな、戻るにしても今戻ったらまだゴロツキが居るだろうし…よし!先に進もうか」

俺達は当初の目標通りお使いを継続し、先に進むんだが…

 ガサガサ

 カサカサ

 あの人が着いてくる…危険はないんだろうけど物凄い気になる

 アクア
「主…ほっといて良いんですか?」

「う~ん」

 先生
「な~に、もうちょっとすれば我慢できずに出てくるぞ 二重の意味で」

 それから暫く歩き開けた草原にでた。

 アネゴ
「そろそろお昼の時間ね」

 アクア
「そうですね、あそこの木陰で休みましょうか」

「そうしよう」

 アネゴ
「お昼はジャムさんがくれたパンにしましょう」

「パンなんて貰ってたの?」

 アクア
「ええ、御嬢さん方にはサービスですって言って渡してくれました」

いつのまに…

そんな俺の驚きを気にもせずパンの入った袋出しパンを選び出す。
ご丁寧キッチリ包装されていおり、パンの名前まで書いてある。


 アクア
「私コレが気に入ったのでコレを」

 また出た!『俺が主役』
うん…もうあなたが主役で良いです…

 アネゴ
「私はコレにしてみましょうか」

『蛇の生殺し』
 それって飼い殺しと同じ意味ですよね…蛇が入ってるのかな…

「じゃあ、これにするか」

『華麗なる男』
 別に!華が欲しいとかそんなじゃないからね…グスン

 さてどんな中身だろう パンを二つに割ると、
スパイシーな匂いと黄金色の中身、これはカレー風味かなと思いながら口に入れようとしたその時!

 ザザザ!

「うお!ビックリした」

 俺の目に前に先ほどから後ろをつけてきた男が急に現れた

 ???
「なんと香しき匂い!」

「あ、もしあれなら食べます」

 ???
「良いのか?!かたじけない」

 俺の手から一瞬でパンが消える

 ???
「ぬおおお!なんと香しき食べ物だ、たまらん!たまらんぞ!」

 それから一心不乱に男はパンを食べた

 ???
「いや~素晴らしかった!」

 俺はパン『我が家が一番』を食べながら

「それは良かったですね」

 ちなみに我が家が一番はシンプルなコッペパンの様なモノだがどこか落ち着く味だ…華はない…

 ???
「! 挨拶もせず突然すみません!私の名前は雷電のジョニー!」

「雷電のジョニーさん?」

 ジョニー
「左様!雷帝とか雷の獅子とかも呼ばれますが、ジョニーで良いですよ」

「ジョニーさんですか、では改めて先ほどはありがとうございました」

 ジョニー
「いえいえ、多勢に無勢であったのでな」

「それで私たちの後をつけてきてたみたいですが、何か私たち用か何かが?」

 !

 ジョニーさんが若干今ビックとした

「っせっせせせ、拙者は別につけてなどいませんぞ、ここで再びあったのも偶然で!決して寂しいとかそんなじゃないですぞ!」

「はい?」

 ジョニー
「そうだ!一宿一飯の恩義もありますし!しばらく拙者が同行してあげましょう!うん!それが良い」

「え?」

 ジョニー
「まあ!任せない ははは!」

「俺は良いけどみんなは?」

 俺がみんなの方を向くと

 アクア
「私は歓迎です!」

 アネゴ
「あれだけの強者が仲間に入ってもらえるなら心強いわね」

 ジョニー
「はははは!そうじゃろ、そうじゃろ!」

「それじゃ、ジョニーさん宜しくお願いします」

 ジョニー
「うむ!任せろ」

「じゃ、みんな出発の準備をして先に急ごう」

 こうしてジョニーさんが仲間に加わった

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 各自がそれぞれ出発の準備をしていると

 先生がジョニーの近くに行き

 先生
「坊将軍久しぶりだな」

 ジョニー
「!」

 先生
「寂しん坊、食いしん坊は昔からかわらんの~」

 ジョニー
「その気配は!ターニャ殿!」

 先生
「声がでかい!」

 ポコ

 ジョニー
「痛いです~、なぜそのような姿に?」

 先生
「いろいろあってな、暫く宜しく頼むぞ」

 ジョニー
「ターニャ殿が居れば拙者いらないのでは?」

 先生
「今は満足に戦えない、お主が頼りじゃ」

 ジョニー
「ほーほほー!ターニャ殿に頼りにされるとはちょっと嬉しいですぞ」

 ポコ!

 先生
「声がでかい!」

 ジョニー
「すまんですぞ」
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