アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

第5章 ウォータギャング

129:海のちバズーカ8

　アクア
「戦力集めって言いますと？」

YUTAKA
「とりあえず仲間集めからだな」

　アクア
「あの～皆さんに呼びかけて人を集めれば良いのでしょうか？」

　YUTAKA
「ブ～だぞ」

　アクア
「ダメですか」

　YUTAKA
「そんなことしたら相手にバレバレだぞ、更にこういう組織の仲間集めはターゲットを決めて水面下で交渉をするもんだぞ」

　アクア
「そうなんですか～勉強になります」

　うん、それダークサイドの組織の作り方だからお姫様が学ぶ組織の作り方じゃないからね。

　YUTAKA
「出来ればそいつに子分がいるとなお良い、そいつらごと組織に組み入れるんだぞ」

　アクア
「ふむふむ」

　アネゴ
「でも私たちはここには初めて来たから何も情報がないわよ」

　YUTAKA
「ふむ、俺の情報は正直もう使えない可能性が高いから聞き込みしかないが、この近くにミズの街がある、そこの酒場のマスターは情報屋だったはずだ」

　アクア
「そこで情報を集めるんですね」

　YUTAKA
「すまないが頼むぞ」

「アクアさん組織作るのかな？」

アクア
「ええ、乗りかかった船です！」

この気合の入り方は何を言ってもダメなパターンだな、
と諦めながらYUTAKAさんからミズの街の情報をいくつか聞いた。

　ミズの街の情報
　・表向きは綺麗な町だが貧富の差が激しい
　・町の真ん中に綺麗な川が流れておりその川沿いには屋台が出ている
　・町の東側にある銀行には近づくな、YUKITOファミリーの巣窟だ
　・西側のパン屋の地下にはYUTAKAファミリーのアジトがあるが占拠されてる可能性が高い、なお 地下への入り方は店の横にある切株を三回叩き店の裏のごみ箱の下を調べる
　・名物は水餃子

　最後の情報はグルメ情報な気もするが、しばらくしてミズの町ついたので取りあえず情報を元に町を歩いてみると人があふれかえっていたいる。
さらに酒場に向かう途中屋台通りを通ったのだが、
「そこの綺麗な御嬢さん、このアクセサリーどうだい！水属性上がるよ」
「いらっしゃい！名物の水餃子どうだい 味見だけでも」
たびに客引きの圧がすごい。

　アクア
「すみません、ちょっと急いでまして　えっあ 今ちょっと食べる時間無くて」

「アクアさん一々全部に対応しなくて良いから」

　アクア
「そうなんですか？」

　アネゴ
「しかし、屋台のお店は活気というか圧がすごいわね」

「そうですね」

　先生
「あの鉱石うまそうだの～」

「先生行きますよ」

　先生が高そう鉱石につられてふわふわ浮いてるので引き戻そうした時…

　パシ！

何かにぶつかった瞬間先生が俺の手から消えた！

「先生！みんな先生が！」

　アクア
「！」

　アネゴ
「あっちよ！」

　アネゴが高く浮き走り去る影を確認してくれた。

「アネゴそのままナビをお願いします！」

　アネゴ
「任せて！」

　俺達は人を掻き分けて追跡するが相手もかなりすばしっこくてなかなか追いつけない。

アネゴ
「スピードコマンド！」

アネゴのスキルでスピードを上げてなんとかジワジワ追い込む

　アネゴ
「この先は行き止まりだわ！」

「よし！追い込め！」

　俺達は路地の裏側へと移動し追いつめた先に居たのは…