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本章1 ウォータリア編
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イワミー
「待たせすぎよ」
GM
「すみません!いろいろありまして」
「えっとどういう関係です?」
GM
「上司です」
「え?」
イワミー
「詳しくは言えないけど私はこのゲーム会社の上層部の人間なの」
「なんと」
イワミー
「あなたはもう下がっていいわ」
GM
「はい、それでわ」
すると、すっとログアウトして帰って行ってしまった。
イワミー
「さて、ここにきてもらったのにはわけがあるの」
「はあ」
イワミー
「今このゲームの世界におかしなことが起こっているのはわかっているわよね」
「なんとなく、バグっぽいのとか変な男が出てきたり」
イワミー
「ええ、そいつが問題なのよ」
「じゃ、アクアさんを攫ったのは」
イワミー
「そいつのせいで間違いないわ」
「なにものなんですか」
イワミー
「そうね、当事者のあなたには聞く権利があるわね……このゲームが前作の続編ということはしっているわよね」
「はい」
イワミー
「彼はその開発者よ」
「え?」
イワミー
「正確には彼がプログラミングした彼よ」
「どういうことですか」
イワミー
「彼は前作の中心的なプログラム担当者だったの、だけど前作が資金的な面で焦げついてしまってうちが買収をして、続編という形で出直す形になったの」
「……」
イワミー
「しかし、彼はあくまで前作のまま続けたかった……だから相当反発してついには辞めてしまったのだけど、その後 続編を製作するにあたり彼が作ったこのゲームシステムを完全に私たちのスタッフでは解析することができず、簡単に言うと前作の世界の上に新しい世界を被せて世界を構築してゲームをスタートさせたの」
「前作の上?」
イワミー
「ええ、もちろん構築にあたり前作の町やキャラクターなどは凍結し新しい世界との接点は無くして置いたのだけど、あいつは時限爆弾のように突然現れてそして壁を壊して侵入してそして勝手にシステムを書き換え始めた」
「外部からの不正アクセスとか」
イワミー
「いいえ、それならまだ対処しやすいのだけど彼のプログラムした彼が神出鬼没にゲームを荒らしまくってるのよ」
「バグみたいなモノなら除去は」
イワミー
「何度も試みたわ……っく!だけどあっちのがこの世界のシステムを把握してるからまったく歯が立たないのよ」
そういう顔はまさに鬼の形相であった。
「……」
イワミー
「特に最近の動きは酷く、サーバーへの負荷が半端なく新規イベントも打てないくらいこちらもサーバーダウンしないよう必死で動いてるのだけど……なにか大ごとでも起こすんじゃないかと思うと夜も眠れない」
「それは大変そうなのですが、それと俺がなにか」
イワミー
「あなたが今あいつに一番近いプレイヤーだからよ、これからアクアに会いに行くのでしょ」
「そうですけど」
イワミー
「どうせならこちらの総動員をかけて対処したいとこだけれど、あまり目立ったことすればあいつが何をするかわからない……だから、私があなた達と同行して真相をたしかめるわ」
「えええ!?」
イワミー
「安心なさい、直接資金提供、装備の授与は規約上できないけど戦闘中のアイテムでのサポートなどは出来ないけど回復アイテムなど補助は最高級のモノを無尽蔵で使ってあげるから」
「いや~それは嬉しいんですが」
イワミー
「それとも不満があるの?」
「いえ!問題ありません!」
その鋭い眼光と威圧感に思わず直立不動で返答してしまった。
「待たせすぎよ」
GM
「すみません!いろいろありまして」
「えっとどういう関係です?」
GM
「上司です」
「え?」
イワミー
「詳しくは言えないけど私はこのゲーム会社の上層部の人間なの」
「なんと」
イワミー
「あなたはもう下がっていいわ」
GM
「はい、それでわ」
すると、すっとログアウトして帰って行ってしまった。
イワミー
「さて、ここにきてもらったのにはわけがあるの」
「はあ」
イワミー
「今このゲームの世界におかしなことが起こっているのはわかっているわよね」
「なんとなく、バグっぽいのとか変な男が出てきたり」
イワミー
「ええ、そいつが問題なのよ」
「じゃ、アクアさんを攫ったのは」
イワミー
「そいつのせいで間違いないわ」
「なにものなんですか」
イワミー
「そうね、当事者のあなたには聞く権利があるわね……このゲームが前作の続編ということはしっているわよね」
「はい」
イワミー
「彼はその開発者よ」
「え?」
イワミー
「正確には彼がプログラミングした彼よ」
「どういうことですか」
イワミー
「彼は前作の中心的なプログラム担当者だったの、だけど前作が資金的な面で焦げついてしまってうちが買収をして、続編という形で出直す形になったの」
「……」
イワミー
「しかし、彼はあくまで前作のまま続けたかった……だから相当反発してついには辞めてしまったのだけど、その後 続編を製作するにあたり彼が作ったこのゲームシステムを完全に私たちのスタッフでは解析することができず、簡単に言うと前作の世界の上に新しい世界を被せて世界を構築してゲームをスタートさせたの」
「前作の上?」
イワミー
「ええ、もちろん構築にあたり前作の町やキャラクターなどは凍結し新しい世界との接点は無くして置いたのだけど、あいつは時限爆弾のように突然現れてそして壁を壊して侵入してそして勝手にシステムを書き換え始めた」
「外部からの不正アクセスとか」
イワミー
「いいえ、それならまだ対処しやすいのだけど彼のプログラムした彼が神出鬼没にゲームを荒らしまくってるのよ」
「バグみたいなモノなら除去は」
イワミー
「何度も試みたわ……っく!だけどあっちのがこの世界のシステムを把握してるからまったく歯が立たないのよ」
そういう顔はまさに鬼の形相であった。
「……」
イワミー
「特に最近の動きは酷く、サーバーへの負荷が半端なく新規イベントも打てないくらいこちらもサーバーダウンしないよう必死で動いてるのだけど……なにか大ごとでも起こすんじゃないかと思うと夜も眠れない」
「それは大変そうなのですが、それと俺がなにか」
イワミー
「あなたが今あいつに一番近いプレイヤーだからよ、これからアクアに会いに行くのでしょ」
「そうですけど」
イワミー
「どうせならこちらの総動員をかけて対処したいとこだけれど、あまり目立ったことすればあいつが何をするかわからない……だから、私があなた達と同行して真相をたしかめるわ」
「えええ!?」
イワミー
「安心なさい、直接資金提供、装備の授与は規約上できないけど戦闘中のアイテムでのサポートなどは出来ないけど回復アイテムなど補助は最高級のモノを無尽蔵で使ってあげるから」
「いや~それは嬉しいんですが」
イワミー
「それとも不満があるの?」
「いえ!問題ありません!」
その鋭い眼光と威圧感に思わず直立不動で返答してしまった。
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