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第4章 空気の震えが音と成りて

111:グランドクエストⅤ-10

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最終試合が始まろうとしている…
時間になり俺は試合会場に転移した、
周りには大入りの満員…
俺の目の前には対戦相手はあの受付で俺を探していた男…
キル…

キル
「やっとだ…この前のカリはかえすぜ」

 俺に話しかけ来た。

「…」

俺は無言で返す…
すまんな、戦う気はないからな。

 パーパーパー!

ファンファーレがなる…

そして…


「勇敢な戦士よ、良くぞココまで来た!これより最終戦を開始する、なお今回は一人スペシャルゲストとして後1人参戦してもらう」

 そういって王の後ろから出てきたのは…

パフィル
「皆さん 良き戦いをしましょう、私パフィルも全力を持ってお相手します」

 パフィルも参戦するのか!?


「それでは!試合を開始する」

周りのプレイヤー達が騒ぎ出す… 
いけー!キル
がんばれよダークフォース
パフィルも頑張って

歓声が聞こえる…

そんな中俺は開始早々…

「リタイヤします」

時が止まったように静かになる会場…

「リタイヤです!」

 俺はリタイヤボタンを押す

キル
「ふざけんな!」

キルが俺の胸ぐらを掴もうとするが…
時すでに遅く俺は控室へと転送された

キル
「くっそーー」

ざわつく会場

パフィル
 「まあ、怖気づいて逃げたのね、賢明です事」

パフィルはなぜか勝ち誇っている。

キル
「くっそ!逃げるかーーー」

パフィル
 「あんな負け犬はほっておいて、さあ戦いを始めましょう」

 パフィルがキルに言うが…

キル
「こんな戦い意味がない!俺も降りる」

 「え?」

 そう言ってキルもリタイヤしてしまった…

静まる会場…
困惑する王たち…
しばらくして…


 「両者危険の為 優勝はパフィル嬢」

パフィル
 「ふふふ、戦わずして勝ちました」

パフィルが勝ち誇ったポーズをしているが…

ふざけんなー!
なんだこのグランドクエストは!
運営どうなっている!

そこに浴びせられたは罵声であった。

パフィル
「え?…私の強さに皆さんが怖気づいてギブアップしたのです!そう…きっと!」


 「静まれ!勝は勝ちだ」

 それから暫く会場は混乱し続け王や周りの者も混乱していた…


 ~控え室~

 「よし、急がないと」

俺は急いでアクアさん達の後を追う!
途中会場の近くを通った時、すごい混乱状態になってるのを目にした、
申し訳ないと思いつつ。

「よし!今がチャンスだ」

城のモノが対応に追われているうちにダーニャを救出するぞ!
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