上 下
596 / 597
本章1 ウォータリア編

324

しおりを挟む
ロジィエ
「このままでは使った瞬間あなたの上半身と下半身がさよならすることになるの」

「え?」

ロジィエ
「ちょっと鎧ごと脱いでソレを見せてもらえます?」

鎧を脱いでロジィエさんの前に置くと、ロジィエさんが凄い勢いで

ロジィエ
「ほうほう!コレはコレは……なんとおおお!この砲撃の動力源であるブラックホールという力は闇魔法の超絶クラス」

「超絶クラス?」

ロジィエ
「文献でしかみたことない最上級を超えた魔法よ」

「そんなものが」

ロジィエ
「そして超絶クラスは文献上では集団を用いて放つ魔法なの」

ヨッジー
「一人じゃ支えきれないってことか」

ロジィエ
「その通りよ、MPもさることながらその反動を分散化する意味合いでも集団での運用が必要とされているわ」

ウィズ
「なるほど」

ロジィエ
「それがこの武器はMP無しでしかも無尽蔵に放てるまさに国宝レベルの代物!」

「でも使えないのでは」

ロジィエ
「大丈夫!私が何とかして見せましょう」

「おお!さすが」

ロジィエ
「こんなに素晴らしいものをまじかでみて私の心に火がついています!!」

おやおや、なにやらテンションがおかしく

ロジィエ
「えへへ、じゃあ取り敢えず分解して」

「え?」

ロジィエ
「せっかくの名品が使えないなんてみてられないんですよね、フフ」

「ヨッジー!ウィズさんロジィエさんを止めて!!国宝がバラされる!!!!」

ヨッジー
「ええええ!?」
ウィズ
「ロジィエさん落ち着いて!」

ヨッジー達が抑えに掛かろうとした瞬間!

プシュン!!

ロジィエさんと鎧が目の前で消え、そこには宝箱が一つだけ残されてそこから声が聞こえてきた。

ロジィエ
「大丈夫、大丈夫」

「ミミックモードに!!!大丈夫っていう奴が一番信用出来ないんだよ!」

ロジィエ
「ふふ~♪」

トントン

そんな俺にもピーが髭を使って肩を叩き笑顔で首を振る

「外交問題!」

GM
「あの~」

どことなく青ざめた様にみえるGMが声をかけてくる

「は!すみません!これはですね」

GM
「いえ、アレはアレで問題は問題なのですが……別件でちょっとだけついてきてもらっていいですか」

「これよりやばい事です?」

GM
「私的に言えば大変なことで……」

「……怖いです」

トントン

もピーがまた首を振って笑っている。
くそーなんかこれからの不安を増長するその笑顔は!
その後、GMに連れられていかれたのは喫茶店のような場所だった
そこに……

???
「暑いわね」

イワミーさん?

しおりを挟む
感想 245

あなたにおすすめの小説

Free Emblem On-line

ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。 VRMMO『Free Emblem Online』 通称『F.E.O』 自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。 ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。 そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。 なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。

最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO

無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。 名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。 小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。 特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。 姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。 ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。 スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。 そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。

神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜

FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio 通称、【GKM】 これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。 世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。 その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。 この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。 その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…

VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?

ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚 そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?

【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職

鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』 倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。 ……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。 しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。 意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。 小説家になろう、カクヨムにも掲載

ゲームで第二の人生を!~最強?チート?ユニークスキル無双で【最強の相棒】と一緒にのんびりまったりハチャメチャライフ!?~

俊郎
SF
『カスタムパートナーオンライン』。それは、唯一無二の相棒を自分好みにカスタマイズしていく、発表時点で大いに期待が寄せられた最新VRMMOだった。 が、リリース直前に運営会社は倒産。ゲームは秘密裏に、とある研究機関へ譲渡された。 現実世界に嫌気がさした松永雅夫はこのゲームを利用した実験へ誘われ、第二の人生を歩むべく参加を決めた。 しかし、雅夫の相棒は予期しないものになった。 相棒になった謎の物体にタマと名付け、第二の人生を開始した雅夫を待っていたのは、怒涛のようなユニークスキル無双。 チートとしか言えないような相乗効果を生み出すユニークスキルのお陰でステータスは異常な数値を突破して、スキルの倍率もおかしなことに。 強くなれば将来は安泰だと、困惑しながらも楽しくまったり暮らしていくお話。 この作品は小説家になろう様、ツギクル様、ノベルアップ様でも公開しています。 大体1話2000~3000字くらいでぼちぼち更新していきます。 初めてのVRMMOものなので応援よろしくお願いします。 基本コメディです。 あまり難しく考えずお読みください。 Twitterです。 更新情報等呟くと思います。良ければフォロー等宜しくお願いします。 https://twitter.com/shiroutotoshiro?s=09

最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした

水の入ったペットボトル
SF
 これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。 ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。 βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?  そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。  この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。

処理中です...