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第4章 空気の震えが音と成りて

104:グランドクエストⅤ-3

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~グランドクエスト当日~

 お城に大きな看板が設置されていた

[グランドクエスト受付会場]

 俺達は受付会場へと移動する。

アクア
「主あそこが受付の様です」

変装したアクアさんが指を指す、
 そこにはいろんなプレイヤーが受付に列を成していた

 戦士系
 魔法系
 盗賊系
 狩人系

 など様々なタイプが居た。

アクア
「主、強者ぞろいですね」

「ああ、正直どこまでいけるか自信が…」

 すると カバンの中に居たアネゴが…

アネゴ
「結果はどうあれやれるだけのことをやるのよ」

 腰元では…

先生
「いざとなれば…」

 先生が怖い…
 しばらくして俺の登録の番になった。

「登録お願いします」

 NPCのお姉さんに頼むと…

NPC
「はい、登録を始めます 今回のイベントは職業別ではなく混合戦になりますが宜しいですか?」

「はい」

NPC
「では、お連れのテイムモンスターは試合中 控え室での待機となりますが宜しいでしょうか?」

「はい」

NPC
「では登録を開始します…マイミュージック習得確認…登録完了しました、本大会の注意点として大会で戦闘不能になった場合にはデスペナルティーは発生しません」

「はい」

NPC
「当日は城内の観覧が禁止となります、もし勝手に城内に入ると全力で排除した上で、重度のデスペナルティーが発生しますので絶対に約束を守って下さい」

念押しか…

「はい」

NPC
「詳細ついては公式HPを確認下さい、登録は以上です 時間になりましたらコールしますのでそれまで城内または町でお待ちください」

 ふ~なんか無表情のNPCって緊張するな、
 さて 時間までどうしたものか~
 あまり目立ちたくないし…
 でも…こんなときほど…

男プレイヤー
「あいつが登録しているか教えろ!」

「すみません登録者の名前はお教えすることができません」

男プレイヤー
「忘れもしない ダインって名前だ!居るか、居ないかだけ教えろ」

 俺のことじゃ!?
 しかも、どっかでみたことあるな…

 あ

 アネゴのアジトで俺達を襲って、その後のグランドクエストで戦ったプレイヤーだ…

NPC
「それ以上迷惑行為をするなら失格になりますが」

「くそが!」

 そういって男は数人の男を引き連れてその場から離れていった…
 えええ!なんでそんな恨みかってるの俺?!

アクア
「主、とりあえずココはこの場を離れましょう」

 俺達はとりあえず一旦宿に帰った

ヨッジー
「ふむ~そんなことがあったのか…そういう奴は粘着するからな」

 ヨッジーが頭を抱える

ウィズ
「とりあえず用心だけはして下さいね」

 ウィズさんが心配そうに言う。

「なるべく顔を隠していきます」

アネゴ
「そうね、それが良いと思うわ」

 アネゴも賛同している中

ヨッジー
「顔隠してもネーム出てるから無理じゃね?」

「ぐぬぬ」

すると腰元で…

先生
「あんな奴 儂が一振りで!」

なんかギラギラしている先生!
嫌な悩みの種が増えつつグランドクエストが始まる。
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