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第4章 空気の震えが音と成りて

96:運命の歯車3 風のフレミィ

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それから暫く経って…

フレミィ
「不意打ちなんて!ターニャ卑怯よ!」

先生 
「自業自得」

フレミィ 
「何ですって!」

ターニャとフレミィの言い争いが始まる、
すると…

ダーニャ
「喧嘩はダメ!」

 ダーニャの一撃!

 「すみません」
 「すみません」

 クリティカルヒット!

 「えらいぞ!ダーニャ」

 俺は頭を撫ぜてやると

ダーニャ
「えへへ!もっと褒めて!」

 それから二人ともある程度冷静になったので俺はフレミィさんにこれまで経緯を説明すると

フレミィ
「そう…ダーニャちゃん」

ダーニャ
 「どうしたの?おばちゃん?」

 ピシ!

フレミィ
「ダーニャちゃん!お姉さん!フレミィお姉さんね」

 うお!なんか強烈な風のプレッシャーが!

ダーニャ
「う、うん!フレミィお姉さん」

 ダーニャの顔が引きつってる!

フレミィ
「そうよ、私だってまだ見た目20代後半なのよ…」

先生 
「そう見えたんだからしょうがない」

 先生!火に油を注がないで!

フレミィ 
「ああ?この年齢も何も分からない骨董が!」

先生
 「何だと!このおばさんが!」

 ああ また始まった…

フレミィ
「決着をつけてあげる!暴風剣乱」

先生
 「ほう!ターニャ流 激の型 獅子粉塵」

 お互いの一閃が放たれたそうになったとき!

ダーニャ
「だーーーーめーーーー!」

 耳を突き破る様なダーニャの声!
そこにいる全員がスタン状態になっている

ダーニャ
「二人ともメ!」

先生&フレミィ
 「はい」
 「はい」

 ダーニャつよいな…

(後でわかったことだがこの時スキルを獲得していた)
 サイレントボイス
 効果:敵の沈静化及びスタン

そんな茶番に終止符を打ってくれたのがアクアさんだった。

アクア
「主!こんなことをしている場合じゃないですよ」

 「そうだね、欠片も集まってないし狩りと採取に戻ろう」

フレミィ
 「欠片?」

フレミィさんが欠片の一言に食いついた
俺は欠片の一つを見せて…

「こういう欠片を探してて、これを組み合わせるとダーニャが歌える曲になるんですよ」

フレミィ 
「ふむふむ!ダーニャちゃんの歌が聞けるのね!よ~~~し!」

そういうと フレミィさんは俺達から少し距離をとり目の前の森に向かって詠唱を始めた。

フレミィ
「我命じるは 全ての風の音 我 発するは風の刃!」

先生
 「フレミィちょっと待て!」

フレミィ
 「暴虐の風牙翼」

 次の瞬間物凄い風が森の中を走り回り何かを掻き集め俺達の前で竜巻となった!

そして…

ジャラララ

目の前に大量のドロップ品と欠片が…

フレミィ
「これで良いかしら!」

 ほんと前作の人って規格外というか…
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