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第3章 ヒーローの国 私はダークな方で…

74:グランドクエストⅣ-7

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 水龍が収まるとそこに膝をつき疲弊しているモンスター化したボス、
良く見ると体が若干透けて中にニュィとインジャステイムの姿が見える。

「あそこに!ニュイさん達が!」

 俺が叫ぶと…

アネゴ
「私に任せなさい!アクアリノベール!」

 辺りに水が湧き上がる。

アネゴ
「アクアキャノン!」

アネゴがアクアリノベールで威力を高めた状態でアクアキャノンを放ち二人をボスから切り離そうとしている。

「今だ!正義も!悪も関係ない!助けるんだ!」

 状況に呆然としていたプレイヤーも我に返り援護してくれた。

プレイヤー達
「わかった、オーラサークル!」
「ギロチンナックル!」
「ファイヤーライン!」

様々な技が飛び交う!

囚われていたプレイヤー、NPCボスから切り離され、
その中にはニュィさん達がいた。

「よし!アネゴ、ニュイさん達をお願いします」

 2人はアネゴとNPCの人たちが安全な場所へと移動させている。





 ~とあるオフィス~

  女上司
 「このままじゃ!また負けよ!」

  社員
 「そう言われましても…」

  女上司
 「手を打ちなさい!なんでもいいわ」

  社員
 「…」

  女上司
 「上司の言うことは絶対よ」


 



~グランドクエストエリア~

 ステイン
「総攻撃だ!ポイント稼げ!」

 各自が一斉に攻撃を開始する
一部の悪側プレイヤーが混乱に乗じてPVをしているが鯛軍と正義軍のプレイヤーが
ボスと取り巻きを攻撃している。
先ほどまで苦戦が嘘のように弱体化したボスはもう脅威の対象ではない…
と思っていた矢先! 


バリバリバリ


黒い雷がボスに直撃する

ボス
「うおおおおお!」

今まで弱っていたはずのボスのけたたましい声が響く。

ヨッジー
「何が起こってるんだ!?」

ヨッジーが驚いて距離をとるが一部のプレイヤーが…

プレイヤー
「こんなんでビビるかよ、最後の遠吠えだろ トリプルスラッシュ!!」

 一人のプレイヤーが突撃系の技を放つ!

ステイン
「やめろ!迂闊に近づくな!」

その声が届く前に…

ズガーーン!

巨大な風圧がプレイヤーを吹っ飛ばしプレイヤーに突っ込み…・

ボス
「おあjらjらgzヵrp」

言葉にならない言葉を放ちながら暴れている元ボス…
その姿は瞳は赤く、鎧は変化し脈打ちどす黒く、
敵味方構わず攻撃を四方八方に浴びせる。
暴走なのか…
そうとしか思えない状況の中…

プレイヤー
「おい、あの鎧ってカイが暴走したときの…」
「ああ、確かそうだった気がする」

そんな声が聞こえて来た。

「カイさんあの鎧に見覚えは?」

 カイさんに聞いてみると…

カイ
「ああ…カオス系の最強の鎧の一つのはずだ…俺が昔騙されて着た鎧だ」

 なんか表情暗そうなとこ見ると過去に何かあったのかな?

カイ
 「ダイン殿 俺に力を貸してくれないか」

 「ええ、なんとかなるなら是非」

カイ
 「では、右手に憑依を頼む あとはこちらでやる」

 「えっと すみませんまだ使用可になってないのでお願いしても良いですか」

カイ
「わかった、頼む」

そういうとクールタイムを短縮するスキルをつかってもらい、
俺はカイさんを右手に憑依させるためスキルを発動する。

カイ
「よし、では行くぞ!海竜武功武装」

水が俺の体を包み込み水の甲冑と水の三つ又の槍が出来上がる。

カイ
「過去の亡霊を消し去る!」
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