アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

第3章 ヒーローの国 私はダークな方で…

59:潜入捜査３

スキルを使うと町の中にはいくつかの霊などが確認できたので、
数名に聞いた所……

　パン屋の霊
 　彼は優しくとても気配りのできた人だ

　昆虫の英霊
 　虫の私まで優しくしてくれた

　花屋の霊
 　私が５０年若ければ…


昔の彼を知るモノ達は優しいとか褒め称えるものばかりだったが、
最近霊になったモノ達に聞くとその評価は変わり…

　道具屋の霊
 　彼は正義を貫き、あらゆる悪に鉄槌を下す

　食堂の霊
 　彼は悪に関わったもの、疑わしきモノを全て排除する


穏便な性格から強行な性格へ変わってることが伺える。

アクア
 「やはり鎧にとりつかれたのが原因ですね」
 　
「う～ん、やはりそうだろうか」

俺は何か納得できず唸っているとある霊が興味深いことを言い出した。

　おばちゃんの霊
 「彼は一度だけ正義とも思えないことをしたの、何も罪もないギルド職員を鉱山送りに…それに抗議しようとして彼の上官に掛け合おうとしたのだけど消息不明で…」

ヨッジー
 「怪しいな」

 ヨッジーが名探偵の真似事のような仕草をしながら何かを語っている。

「ヨッジーなにか思う所があるのか」

ヨッジー
「ああ、この二つ調べてみる必要性がありそうだ」

 確かに闇雲に聞きまくるよりこれを探った方が効果的か…

「よし、二手に分かれようか ヨッジーとウィズさんは鉱山へ、俺はもうちょっと情報収集して上官の行方を探してみる」

 　ヨッジー
「任せておけ！」

 　ウィズ
「わかりました！」


 俺達は二手に分かれることになったが…

先生
「鉱山か…うまそうだな…鉱山にいくぞ！」
 　
先生が鉱石目当てに強引に高山組へ行ってしまったので、
俺達はとりあえず正義官の過去を知る霊を探しに正義官のエリア支部に向かった。

「でかいな～」
 　
エリア支部は大きな野球場２面くらいあるような広大な土地にでっかいビルやグランドなどがあった。

アクア
「そうですね、兵士さん達の詰所にしてはちょっと大きいですね」

そんな話をしながら中に入ろうとしたら…

門番NPC
「ここから先は許可亡き者は通さん！」

 武装した門兵ががっちりガードしていて中に入れない、
しょうがないので建物の周りを探していると霊のようなものを発見したのでその場へ近づくと…

シュ

　霊が一瞬で消え次の瞬間に視背後から声が！

？？？
「悪のモノがなぜココに来た…」

やばいバレた～～～～！