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第3章 ヒーローの国 私はダークな方で…

51:いろんな意味で暗黒

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ボス?は慌てて鎧を着ようとバタバタしている

「あの、そんなに焦らなくても」

中途半端に鎧を着た姿でボス?は……

ボス?
「急に現れるとは!非常識!」

ボス?は少女の様な声で慌てて抗議する!

「いや、まさかこんなところに隠し扉があるとは思わず…」
 
ボス?
「隠し扉が隠れているとは当然でしょ!」
 
「そうなんですが……」
 
ボス?
「良いですか!この事は皆に内緒ですよ!言ったら…消します!いや…今消すべきか」

剣を握りながら呟くボス?

「いえ!絶対に誰にも言いません!」
  
ボス!目が怖いです!

ボス?
「まったく、なぜこの様な輩をこいつは仲間にしたんだ…」
 
「はい?」

ボス? 
「いつまで居るきだ!さっさと出ていけ!」

 ビュン!

剣が飛んできた!

「失礼しました!」

全力で逃げだした!

「ぜはぜは、びっくりした」
  
俺が通路で息を整えていると

アクア
「あら?主どうしました?」
  
アクアさんがこちらにやってきた

「ああ、実は…」

 …言ったら消します…
何か!背後で声が聞こえたような!

「…! いやなんでもないよ!」

嫌な予感がするので言わないようにしよう……
ん?なにか変な匂いが?

アクア
「そうだ!主これを見てください料理を作りました」

 そう言って俺に茶色の物体を見せてくる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 暗黒料理
  *相手に食べさすことで真価を発揮する闇に葬られた料理兵器スキル

 嘆きの塊 完成度A
 相手に食べさせることにより鈍化、混乱を引き起こす
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
アクア
 「是非!主に食べて欲しくて持ってきました」

お約束か…この展開……

 「後で食べさせてもらうよ」

アクア
 「いえ、ぜひ今!これは会心の逸品です 皆さんもこの様な効果が高いモノはみたことないと感心した逸品です」

 うん、みんな違った意味でこれを評価したんだな……

アクア
「ささ!」

「いえ…今は…」

アクアさんの腰にある先生が…

先生
「グッドラック」

先生何その言葉!

「アクアさんごめん!」

俺はアクアさんから料理?を受け取り走り出した……
これから俺はこの料理との戦いも想定して動かないといけないのか…
また新たな問題が一つ増えた…グスン
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