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第3章 ヒーローの国 私はダークな方で…

50:生産のターン

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つらい修行は明け方まで続いた……

「先生、アネゴそろそろ限界です~」
 
正直スパルタ過ぎないですかね……

アネゴ
「そうね、そろそろ明け方だし帰りましょうか」

鬼の教官が二人に増えた…

先生
「まったくうちので弟子は根性なくて」

アネゴ
「まだまだこれからですよ、私たち二人で鍛え上げましょう」

そんなプラン練らないで……
 
クタクタになりアジトに帰ると入口でアネゴが……

アネゴ
「基本狩りで得たものはその人のモノなのだけど、自分で使わないものや寄付できるものがあった受付に納付してね、貢献度によって基地内で使える割引券がもらえるのよ」

そういうとアネゴは先ほどのPVで手にした戦利品を受け付けに渡し数枚の券をもらっている。
俺達も使わないドロップ素材などを渡すと10%引き1枚 5%引き3枚をもらった。
アクアさんが券を見ながら……

アクア
「なんか予想以上にしっかりしているのですね…ほんとにココ悪の組織なのでしょうか……」

「ですね、俺もこんな感じだとは思いませんでした」

二人で関心ながらとりあえず時間があるので各自生産クエストを受けることにした。

アネゴ
「私たちはこれから育成計画を練ろうと思うから…」

聞かなかったことにして俺は当初の予定通り小道具製作を受けに行く、
俺は先刻あった戦闘員っぽい人に声を掛け……

「すみません、この前の小道具作りの件なのですが」

 戦闘員っぽい人は手を止めて……

戦闘員
「おう、お前かイイゼ教えてやろう」

「ありがとうございます」

E
「俺の名前は戦闘員Eだ、Eと呼んでくれ」

「はい!Eさん宜しくお願いします」

E
「うむ、お前 職人道具は持っているのか?」

「すみません、道具がなくて」

E
「しょうがねえ、ホレ」

何かを投げ渡された。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
使い古された小道具製作道具 序
小道具を作る製作道具、使い込まれて味が出ている逸品
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

E
「俺のお古だが、まだ使えると思うぜ」

全身タイツの戦闘員なので無駄に職人っぽい……

「ありがとうございます!」

E
「おう!」

良い人だ~

E
「基本 生産は口伝、設計図の伝承で作れるようになる、まあ上級になれば自分で設計とか発明できるらしいが、何事も基本が肝心だ」

「はい」

E
「そうだな、最初はコレからやるか」

 そういうと巻物を俺にくれた

 スモークボックス伝書

E
「それをまず読んでみろ」

俺は巻物を開くとそれはまるでプラモデルの設計図のように切断やアイテムの組み方が書いてあった。

Eさんは材料を俺の前に広げ……

E
「とりあずやってみろ」

「はい!」
 
おれはとりあえず書いてある通りやってみるがコレがなかなか難しい、
切断サイズが微妙に合わなかったりしてちょっと歪な感じなってしまった

「できたら、それにMPを流せば完成だ」

「MPを流す?」

「手をかざして魔法を少し力を入れれば良い」
 
俺は手をかざし少し力を込めると、体から何か抜けるような感じがした後に組み立てたモノがポンと弾けたようなエフェクトが!

「出来たのかな?」
 
俺が言うとEさんは首を振り…

E
「良く見てみろ」
 
俺はできあがったモノをみると…

~~~~~~~~~~~~~~~
ランク外 ガラクタ
 失敗作、使い道無し
~~~~~~~~~~~~~~~

E
「そんな簡単にはできないよ、修行だな」

それからしばらく製作したが結局成功しなかった…
 当面通わないとダメか……

「とりあえず今日の事をボスにでも報告行くか」

 俺が落ち込みながらボスの部屋に行くと、
なぜかボスが壁の奥に…アイコンが出ているのだがどう見ても壁の中で扉はどこにもない。

「あれ バグかな?」
 
俺が壁に触れた途端 クルッと壁が回り奥の部屋へ……
 そこに居たのは
 脱いだ鎧と小さな子?

 お互い目が合い………

???&俺
「あ!」

 言葉がハモリました…
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