アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に!?

DAI!!

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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり36

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チェインさん達前線の努力を嘲笑うかの如く進行を止めることない戦艦は徐々に村へと近づいていく

シーフプレイヤー
「ダメだ罠系も通じない」

魔法系プレイヤー
「MP回復アイテムがあっても通用する攻撃が」

チェイン
「諦めず属性やスキルをいろいろ試して何か通じるものがあったら報告してくれ」

しかし、その巨大な戦艦に攻撃を当てようとかすり傷程度で通じているか通じてないかもわからないようなレベルでずるずると後退していく。
唯一の救いとしては相手からの攻撃が無いため負傷者が出ていないことくらいだ。

チェイン
「防衛ラインをもう一段階さげる!撤収」

耐え切れず撤退した先に大きな筒のようなものがあった。

チェイン
「これは……」

ゲンゾウ
「吉とでるか凶とできるかわからない玉手箱じゃ」

チェイン
「玉手箱?」

ゲンゾウ
「いくぞ!道具強化班スキル注入」

職人達「おおおー!」

職人達が筒へスキルをかけると巨大化し、更に光を放つようになった。

ゲンゾウ
「一発目いくぞ」

ゲンゾウさんが導火線に火をつける。

ゲンゾウ
「総員伏せろ!」

ズドン!!!

耳を貫く轟音と伴に光の矢の束が全方向に放たれる。
これを正面から受けた戦艦はさすがに耐え切れず斜め後ろへと押し戻され更に甲板の一部が吹っ飛ばされた。

ゲンゾウ
「よし!効いてるぞ」

チェイン
「これは?」

「敵がうちの村を破壊工作しようとして置いたものを使ってみたんです」

チェイン
「ほ~それはおもしろいね」

ゲンゾウ
「次いくぞ!」

次砲を準備し始める、このまま破壊できれば良いが……
すると甲板に重騎士の様なモノが現れる。

ゲンゾウ
「放て!」

轟音が響くが先ほどとは違いキンという弾かれるような音がしている、
原因は先程の重騎士だった。
両手からバリアのようなものを展開して戦艦を守っている。

ゲンゾウ
「小癪な!どんどんいけ!」

その後数発立て続けに砲筒を放ったが戦艦に届いた様子はない……
全て重騎士が防いでしまった。
そして驚くことに重騎士は健在で鎧が所々破損した程度、そして驚くほどの速さで俺たちの前に立ちはだかる、その時亀裂の入っていた兜が割れ現れたのが……

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