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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり31

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 そこから今まで知らなかった立ち入り禁止区域の様な場所……彼ら曰く狩場らしいが青い火を噴くドラゴンやら近づくモノを全て喰らいつくす赤い植物、湖にみえるバカでかい水動植物やら……もう体が幾つあっても足りないような時間を過ごした、まるで数年叩かような感じだが実質3日位の日数だった。
 彼ら曰く10日間くらいのスケジュールを村の祭りもあるからと3日に凝縮したらしい。

チェイン
「いや~ダイン君の盾を使った戦い方面白いね」

戦士プレイヤー
「タンクだと思ったがアタッカーよりのスタイルとは、トリッキーだとは聞いてたが」

僧侶
「でも、打たれ強さもあったから鍛えれば両立できるかも」

チェイン
「ふむ、やってみる?」

「いえ、また今度で」

チェイン
「そうか~でも狩がかなりスムーズだったし3日にしたけど結構楽しめたし、これはもっといろいろ伸びしろが出てきたな」

スカウトプレイヤー
「あ!そしたらこのまえ見つけたんだけど」

チェイン
「お!?なんかあった」

何やら盛り上がり始めてる内容が物騒過ぎるので早く矛先を変えるために

「それより!せっかくお祭りが始まるんですから急がないと遅れますよ」

チェイン
「おっと!そうだったお祭り用のビックな豚の丸焼きのセッティングとかあるからな」

「……そうですね」

そんな豚を引きずりながら会場へと入るとみんなから歓声があがった、
そりゃそうだろうな…この豚トラック位の大きさで物凄い勢いで俺を追い回してくれた奴……若干トラウマになってますよ。

祭り会場は円状の広場の真ん中に大きなキャンプファイヤーが設置されており、その横に巨大丸豚焼きを作る巨大な焚火が用意されている。また外周には屋台が取り囲むように様々な種類の品物を売っている。

戦士プレイヤー
「そしたら俺らは肉をセットしたりしてくる」

チェイン
「頼みました」

戦士プレイヤー
「おう!」

そこでチェインさんと俺以外は祭りの準備に行ってしまったので俺たちは大会準備本部の方へと顔を出すことにした。

チェイン
「しかし、ダイン君はすごいね」

「え?」

チェイン
「普通じゃ起こらないことが溢れてる」

そんなキラキラした目で見ないでください、あなたはトッププレイヤーでこちらはモブ!
しかも、距離が近い!中性的な感じのキャラで迫られると何かが目覚めそう!

「あ!ほらあそこにみんな居ますよ」

チェイン
「うん」

 運動会の本部のようなテントが見えてきてそこには久しぶりのEさんの姿があった。

「Eさん!心配してたんですよ」

Eさん
「すまぬなちょっと花火作りに手間取ってな」

「そうなんですね」

すると急に俺を遮るように

チェイン
「あなたはどなたですか?」

「え?」



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