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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり30

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「終わんね~よ~」

ひたすら藁を叩き鞣す作業をして数時間……
そんな嘆きにも似た声が響く部屋に陽気に飲み物を飲みながら誰かが入ってきた

ヨッジー
「おう!やってるね非スローライフ」

「ヨッジー」

ヨッジー
「まあまあ、これでも飲むか?」

そういって差し出されたのは綺麗な色のフルーツパンチジュースと書かれた飲み物だった。

「飲む」

ヨッジー
「まあまあ、そういじけんなよ~良い情報持って来たぜ」

「というと?」

ヨッジー
「村に受け入れるときに情報募集してただろあの中に気になる内容があってな、竜が居た火山覚えいるよな」

「ああ」

ヨッジー
「あそこにドラゴンナイトが現れたというんだ」

「ふむ」

ヨッジー
「詳しくは不明なことが多いがそのナイトが女性でアクアさんと似てるという噂があるらしい」

「火山か~あそこの噂は職人の中でも流れててあそこで採れる火薬材が流通が滞ってるとか」

ヨッジー
「ほ~なんかありそうだな、それにしてもさすが職人情報網を使えるになってきたか」

「そんなんじゃないわ!……どっかの誰かが村がおっきくなった記念に祭りやりたいなんて言ったやつがいるらしく急遽花火を作らにゃならんくなったからそういう話がでてたんだよ」

ヨッジー
「へ~でも花火なんてアイテムあったか?」

「無いんだがEさんが開発するとかいう話なっているらしいぞ」

ヨッジー
「Eさんも大変だね」

「俺のが厳しいわ」

ヨッジー
「へいへい、っでどうすんだ?」

「そうだな、とりあえずココもある程度目途が立ってきたし祭りが終わったら火山に行ってみるか」

ヨッジー
「了解、じゃ もうちょい情報探ってみるわ」

「頼んだ」

そう言って鼻歌交じりに出ていくヨッジーを血走った目で羨ましそうに見ながら送り出すと、そのあとからゲンゾウさんが!

ドンドンドンドンドンドン!!

「やってますよ!ちゃんと材料製作」

ゲンゾウ
「早いのは良いが雑になるなよ!最近質が悪くなっている」

「はい!」

ドンドンドンドンドンドン!

「あ!そうだゲンゾウさん実はアクアさんではないかという情報が入りまして」

ゲンゾウ
「ほう」

「なので祭りが終わり次第 探索に出ようかと」

ゲンゾウ
「祭りか……丁度いいかもしれないの~」

「?」

ゲンゾウ
「ダインは最近 戦闘の腕が鈍ってるだろ」

「え?」

ゲンゾウ
「チェインに地獄のフルコースを頼んでおいたから修行がてら行ってこい」

「えええ!?」

ゲンゾウ
「何気にするなちょっとしたご褒美だ」

「罰ゲームでは!?」

すると

バタン!
扉が凄い勢いで開けられる

チェイン
「やあやあ!一緒に最難関モンスターフルコースに行きたいんだって!?任せてくれ」

「え!?ちょっとええええ!?」

チェイン
「では!行こう」

「首根っこ持って引っ張らないでHP減ってるから!」

ハードライフの扉がまた一つ開けようとしている。


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